名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/11 - の記事

扉の外 2

タイトル:扉の外 2(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

気がつくとクラスの人間全てが閉鎖空間に閉じこめられている、という状況の中で起こるゲーム小説。
そもそも舞台設定が同じなので、視点が1巻とは別のクラスとはいえだいたい物語構造的にも似通ってます。ただ、1巻に比べて主人公は受け入れやすい性格であるのと、投げっぱなし設定にも慣れていることもあって特に抵抗なく楽しむことが出来ました。
閉鎖空間内で起こる集団心理の行き先、謎のAIの画策するゲームの行方など、ゲーム小説としてはかなり楽しめます。
が。

以下は、普段ナビゲーターであることを心がけているためあえてあまり書かないようにしている個人的な感想。半分愚痴かつ、ネタバレなんでご注意を。

時の魔法と烏羽玉の夜

タイトル:時の魔法と烏羽玉の夜(小説:電撃文庫)
作者  :ありはらたけひろ:在原竹広
絵師  :GUNPOM
デザイン:?
編集  :?

一冊できれいにまとまっている魔法アクション+時間もの。
このまとまり方だと、たぶん続編とかは出ない……もし万が一出ても一冊で止めてしまって全く問題ない作りになっているので、時間ものと聞くと思わず手に取ってしまう方にどうぞ。

吉永さん家のガーゴイル 12

タイトル:吉永さん家のガーゴイル 12(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

吉永さん家にやってきた、最強の石像型自動門番のガーゴイルと吉永家、そして御色町内コメディ人情物語。
全体的には笑いつつも、時にはちょっと切ない話も織り交ぜる、読むと元気の出るご町内のドタバタ騒ぎ。
変な癖がなく、誰にでもおすすめしやすい作りになっているのも重要なところですね。巻頭コミックなどイラスト面も充実。
今回は和己の大学受験と恋愛! しかもちょい修羅場?つき! やーこういう展開がガーゴイルで読めるとは思ってませんでした。
少し意表をつかれ、一段とこのシリーズが好きになりましたね。