名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/15 - の記事

最近、ラノベ関係のニュースを放置していたのでつまみ食い

しばらくニュース・ネタ関係を放置していたので、ささっと駆け足で紹介。ほぼ既出、見出しで適当にスルーしてください。

Studio Celloのライトノベル新レーベル、カノン文庫創刊決定
まだ続きますか……まあ頑張ってくださいねー<棒読み

裏表紙からラノベタイトルいえるかな? 問題編
裏表紙からラノベタイトルいえるかな? 解答編
以上2点は、苺と黒猫作成
表紙&裏表紙からラノベタイトルいえるかな?(マニア編)←解答はまだ
こちらはAngel Heart Club作成
電撃文庫だから他の文庫に比べると知名度は高めのはずですがけっこう難しい……マニア編はほとんどわからん!

本日の名台詞

やってやる。
いつしか、強く握りしめていた拳から、一本一本指を引き剥がしていく。
こんな、訪れるかもしれなかった未来。しかしもう二度と訪れない未来。いかに魔術といえど、時間を戻すことなど不可能だ。過去は変えられない。
だが、これから――そう、これから訪れるかもしれない未来なら。
目を閉じ、夢想したときにひとつでも楽しいことが思い描けるような、そんな未来を、この手で築くことができるとしたなら。
やるしかねえよな、って、『ぼく』も、きっと言うだろうさ。


タイトル:レギオン 2―きみと僕らのいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :トール (306 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「自我の境界」だの「意識の分割」だの、およそ王道的電撃エンターテイメントからはかけ離れた作品。
眠り病という原因不明の奇病の蔓延しだした世界、「異界」の侵略に抵抗して戦いを繰り広げる世界、そしてもうひとつ。全く異なる世界の出来事が交互に描かれるうちに、徐々に交錯し、一点に収束していきます。その収束の鍵であり、作品のテーマでもあるのが「自我」であり、正直手軽に読むには少々難解な物語ですが、ラブコメや超能力バトルものでは飽き足らない方にはぜひお試ししてほしいところですね。

それでは台詞解説……といっても戦いに赴く際の戦士の台詞、といったところです。「ぼく」に対して語りかけているあたりが自我うんぬんと関わってくる部分です。

レギオン 2―きみと僕らのいた世界

タイトル:レギオン 2―きみと僕らのいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?

正直、こういう作品が電撃文庫で読めるとは予想外でした。
ネタがネタだけにちょっと読み人を選びますが、非常に満足できた読了感だったのでしっかりとおすすめさせていただきます。
いやはや、電撃で「自我」なんてものを扱う作品を読むことになろうとは!

れでぃ×ばと! 3

タイトル:れでぃ×ばと! 3(小説:電撃文庫)
作者  :こうづきつかさ:上月司
絵師  :むにゅう
デザイン:?
編集  :?

上流階級御用達のお嬢さま学校に併設されたメイド&執事養成学校。いろいろあって、その学校に入学することになった少年・明晴の執事修行の日々を描いたラブコメです。執事課程にいる人間は、明晴含めて5人しかいなため男女比が偏っているため、いろんなイベントには事欠かないというわけですええ。

3巻では、宗教上の理由で厳しい戒律を守っているお嬢さまが「事故」で、明晴が大ピンチに陥る……という話もあるんですが、なにしろその後にくるツンデレドリルお嬢さま・セルニアの大攻勢の方がインパクトが強かったかも。ツンデレ好きは絶対陥落するのでは? あ、あと読んだ人にはわかりますが、「自爆エロ」には吹きました。お腹痛い。