名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/09/23 - の記事

「そう、あたしたちはこんなにも変てこなライトノベルを愛しているのだらよ」投票所

ここはちょっと変わった方向性のライトノベルオンリーの投票企画である、
「そう、あたしたちはこんなにも変てこなライトノベルを愛しているのだらよ」の投票所です。
なお、リンクはこちらに直接ではなく扉ページの方に貼ってください。

《投票期間》
2007年9月24日~10月8日正午
投票終了です。まとめ記事は以下に。

本日の名台詞

「ああまでなれとは言わないがな、せめて学ぶ意欲を見せろ」
「お、おれだって、やる気ぐらい――」
「やる気がある奴はすでになにかやっている。お前はなにかしたのか」
「! おっ…………おれは……」
「努力はお前らを生かす。怠惰はお前らを死なせる。お前はどちら寄りだ?」
「…………っ」


タイトル:地を駆ける虹(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?
キャラ :フレア&ネイブ (151 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

中二病ファンタジー。
ただしこれは褒め言葉ですのでご注意を。気になる方は書影クリックで詳細を~。

さて、それでは台詞解説。
一種の賞金稼ぎみたいなパーティーを組んでいる自分たちの師匠から戦い方を教わっている際の一幕です。
なにをやってもみそっかすなネイブに対する苦言。やーなんというか情景が目に浮かびすぎて笑うに笑えません。

地を駆ける虹

タイトル:地を駆ける虹(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

なんという中二病ファンタジー!>褒め言葉
ものすごく簡潔に言うと、現実が直視できていない主人公が、とうとうその代償として絶望を背負うことになるファンタジーです。
読めば読むほど、割と洒落にならない痛々しさですが、だがそれがいい!!
いやー、表紙絵見た段階では正統派、もしくはコメディ色のやや強いファンタジーだと思い込んでいたのですっかり騙されました。

沙の園に唄って

タイトル:沙の園に唄って(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :てしまふみのり:手島史詞
絵師  :井戸端海二
デザイン:?
編集  :?

第19回ファンタジア長編小説大賞<佳作>受賞作。
なかなかいい感じのファンタジー。
三年前に故郷の村が丸ごと消失して砂漠と化した事件での唯一の生き残りで、事件当時の記憶や居場所、知り合いを一切がっさいなくしてしまった、魔法使いの少女。
「森の魔女」と呼ばれ、怖れられている彼女が、ある日行き倒れ(ただの空腹です本当にありがとうございました)たところを助けて貰ったところから、運命の輪が回り始める……。
新人らしく荒削りな部分もありますが、気持ちよく読了できる作品でした。

けんぷファー 5

タイトル:けんぷファー 5(小説:MF文庫J)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :せんむ
デザイン:?
編集  :?

性転換もの。
変なぬいぐるみ「臓物アニマル」がきっかけで、けんぷファーに変身して戦う高校生の少女……の一人に、なぜか男である瀬能ナツルが選ばれてしまい、戦う羽目になるアクション&ラブコメ。
変身すると強制的に女になってしまうという性転換ものでもあります。
ナツルの片想いの相手は、男ではなく女のナツルのことが好きで、果敢にアタックをかけられて嬉しいような嬉しくないような微妙な状態になったりするあたりが、実に楽しいです。
いつの間にかハーレム化が進行しつつあり、物語自体も徐々に謎が明らかになってきてますが、このナツル争奪戦を制するのは果たして誰なんでしょうねえ?