名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/11/19 - の記事

2008年11月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギは、事前にかなり広告攻勢をかけていたのでいやでも気になるところ。
さてさてどんな出来でしょうか。

いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後 鏡貴也
おまもりひまり (2) 乙女ちっくロイヤリティ みかづき紅月 原作:的良みらん
ぼくと彼女に降る夜 ザ・パーティー~生贄をふるうモノ 八街歩
スレイヤーズ13 降魔への道標 神坂一
スレイヤーズ14 セレンティアの憎悪 神坂一

狗牙絶ちの劔2 ―刀と鞘の物語―

タイトル:狗牙絶ちの劔2 ―刀と鞘の物語―(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :うなじ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/11/18 - の記事

『迷宮街クロニクル』は『和風Wizardry純情派』のリライト作品だったのか……(汗

GA文庫で今月発売された『迷宮街クロニクル』。

これは傑作だ!とばかりに盛り上がっていたら、実はこれ以前にネットの一部では話題になっていたweb小説『和風Wizardry純情派』を商業用にリライトした作品だったことをついさっき知りました……遅ぇよ!

2008年11月 の新刊情報 一迅社文庫

死神のキョウ2 魁
羽矢美さんの縁結び 深川拓
なにいろアスタリスク! 桜庭わかな

2008年11月 の新刊情報 一迅社文庫アイリス

ルーク&レイリア ネフィムの魔海 葉山透
時計塔の怪盗 ―白き月の乙女― 梨沙

なにいろアスタリスク!

タイトル:なにいろアスタリスク!(小説:一迅社文庫)
作者  :さくらばわかな:桜庭わかな
絵師  :ねこういずる:猫生いづる
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/11/17 - の記事

本日の名台詞

「ある日ね、お店に来なくなるのよ。明らかに私のシフトにあわせて缶コーヒーを買いに来ていた人が。ホテルの前の自動販売機でも売ってる缶コーヒーを、これがなきゃ始まらんて言いながら買いに来てた人が来なくなるの。当然私たちは十分お金を稼いだので故郷に帰ったんだと思おうとするわ。あんなに通いつめておいて、故郷に錦を飾るのに私に一言の挨拶もないなんてひどいよねー、ってバイト仲間と笑ったりするのよ。――みんな涙目なんだけどね。それでおしまいにして私たちは忘れようとするわ。でも、ある時お店のお客さんの会話にその人の名前が出るのよ」
「過去形で」


タイトル:迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?
キャラ :織田彩 (119 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

現代を舞台にしたダンジョン探索もの。
文字通り死と隣り合わせの日常を見事に描いた群像劇です。おすすめ。

それでは台詞解説。
迷宮に集う探索者のために出来た街「迷宮街」のコンビニで働く織田はお客と距離を置くようにしているとのこと。その理由が……。こういうちょっとエピソードが来るんですよね。

迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?

タイトル:迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

おもしろかったーっ!!
今後に対する期待も込めて赤枠おすすめで!

現代が舞台+キャラも人外レベルの人間は出てこないから、ど派手な物語ではないんですが……実際にリアルでダンジョンもぐりをやったらこうなるかも?という設定が見事に消化されていると思います。

京都を襲った大地震がきっかけで開いた洞窟【迷宮】
。その化け物退治をして大金を稼ごうとする探索者たちの群像劇です!

08/11/15 - の記事

みずたまぱにっく。 3―This is MIZUTAMASHIRO!!

タイトル:みずたまぱにっく。 3―This is MIZUTAMASHIRO!!(小説:電撃文庫)
作者  :はせがわけいすけ:ハセガワケイスケ
絵師  :七草
デザイン:?
編集  :?

ジェンダーフリーなコメディ(笑)
性別なんてあんま気にしないぜ!という心の広い人向け。
ネタバレが作品の根幹に絡みすぎるのであまりうかつなことが言えないんですが、読んでると男女の差など些細なことに思えてくる……かも。

08/11/14 - の記事

本日の名台詞

「私は、お前を私だけのものにしたい……」
「お前の描き出す魂の形を私だけのものに……」
「浅ましい願いだという事は分かっている。身勝手であることも承知している。ひょっとしたらお前の神曲楽士としての未来を歪める事にすらなるのかもしれない。だが――私はどうしてもお前を独占したい……」
「だから」
「百万の精霊の代わりに私が働こう。百万の精霊の代わりに私がお前を支えよう。百万の精霊よりもより強大な力となってお前に使えよう」
「それでは、ダメか……?」


タイトル:神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1(小説:GA文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?
キャラ :コーティカルテ・アパ・ラグランジェス (291 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ポリ赤邂逅&学園編。
しつこく書きますが、ポリフォニカに手を出すチャンスの一冊と言えます。
他の一切のポリフォニカや他メディアを知らなくても、これを読めば大丈夫。

それでは台詞解説。
いろいろすったもんだの末にフォロンがコーティカルテのために神曲を奏で、コーティカルテが決死の想いでフォロンへの独占欲を語ります。
しかし、この独占欲を見れば普段あれだけ嫉妬深くても仕方ないなと思えますね(笑)

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1(小説:GA文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

ポリ赤、運命の出会いと修行編。
コーティカルテとフォロンの出会いと、そして学生時代のフォロンを描きます。
キネティックノベルでは、出ていたんですがそれを改めて小説というメディアに起こしたもので結局はほとんど書き直している模様。
ポリフォニカに興味はあるけど、「こんなに巻数あっても読めねーよ!!」と思っている方はこのシリーズから入るのをおすすめ!
今まで出てきた巻、すべて未読でも問題なし!

シャムロック 「幻惑のデュエリスト ですぅ~」

タイトル:シャムロック 「幻惑のデュエリスト ですぅ~」(小説:GA文庫)
作者  :さわがみみずや:沢上水也
絵師  :西脇ゆぅり
デザイン:?
編集  :?

傍若無人さと有能さでどんな危機も乗り切ってきた民間警察「シャムロック・カウンシル」、通称メイドポリス。
とうとう、そんなメイドポリスにも暗雲が!?

今回は物語全体の着地に向けて急展開です……が、それよりも。
徳間デュアル文庫でも外伝?を出すようで、そっちもシリーズ化するのかしらん? いやはや。
そういえば、今回は妙に乱菊の扱いが大きくなっているような……気のせい、じゃないよなあやっぱり。まあ好きだからいいんですけど!

2008年11月 の新刊情報 ガガガ文庫

ハヤテのごとく! (3) めざせ情熱クリエーター! 三千院ナギの流儀 築地俊彦 原作:畑健二郎
学園カゲキ! (5) 山川進 よし☆ヲ
Guns for Nosferatus 1 此よりは荒野 水無神知宏
スマガ (2) 大樹連司 原作:ニトロプラス
幽式 一肇

スマガ 2

タイトル:スマガ 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :おおきれんじ:大樹連司
絵師  :津路参汰
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/11/13 - の記事

本日の名台詞

「……あの皇子は、幼いのです。きっと、あなたより、ずっと」
「……」
「何かわかったような顔をしても、実際は、わかっていないことのほうが多い。だから……、言わずとも察してくれる、などとは思わない方がいいでしょう。言えばいいのです。思ったことすべて。わからないというなら、そのことも伝えなければ、彼にはそれこそ永遠にわかりはしない。あなたのことも、ガーベラのことも、これからのことも」


タイトル:烙印の紋章 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :3
デザイン:?
編集  :?
キャラ :オルバ&ビリーナ (135 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

影の皇子の物語。

それでは台詞解説。
剣闘士のオルバが、ビリーナ姫に皇子のことを聞かれ答えている場面。この台詞のポイントは『自分のことをさも他人の意見のように答えている』ところ。自分で自分を子供だと認めているオルバはなんかかわいいですねえ(笑)

烙印の紋章 2

タイトル:烙印の紋章 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :3
デザイン:?
編集  :?

無敵の剣闘士オルバが、帝国の愚劣だった皇太子の影武者を演じるという、影の皇子の物語です。

戦うことにかけては天性の才を持ち、不穏な動きも察知して先回りしてみせるなどオルバは冴えまくり。
ただ、元々の皇太子は才能もない、素行も悪い駄目皇子だったのでアホなフリをしなくてはいけないという……。
そんなわけありすぎる皇子の元に政略結婚で嫁いできた、ビリーナ姫の動向にも注目。
定番な物語ではありますが、安心して読めるおもしろさがありますね。

繭の少女と街の防人

タイトル:繭の少女と街の防人(小説:電撃文庫)
作者  :くりふじろう:栗府二郎
絵師  :さかいはまち:堺はまち
デザイン:?
編集  :?

世界には、「あちら側」への境界があり、時にあちら側とこちら側が繋がってしまい、不安定な者が渡ってしまうことがある。そんな彼らを護り、引き上げるのが防人の役目……

人生に迷ったりして、境界を越えてしまう人々にまつわる物語。短編……いや、中編集かな?
防人であるクールな守よりも、あまりにも挿絵の美少女っぷりと、実際の言葉遣いにギャップがありすぎるミチルばっかりが印象に残ってしまいました(汗
この二人、特につきあったりはしてないっぽいけど、そういう仲に進展はするんでしょうかねえ。

2008年11月 の新刊情報 GA文庫

超自宅警備少女ちのり 小幡休彌
迷宮街クロニクル (1) 生還まで何マイル? 林亮介
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS (1) 榊一郎
サディスティック・エージェント2 中里融司
シャムロック 「幻惑のデュエリスト ですぅ~」 沢上水也
神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター3 大迫純一

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 3

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 3(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :忍青龍
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/11/12 - の記事

紅 kure−nai 2(コミック)

タイトル:紅 kure−nai 2(コミック)(コミック:ジャンプ・コミックス)
作者  :?
絵師  :山本ヤマト
デザイン:?
編集  :?

これは「紅」の……というか、真九郎と紫の魅力を最大限に引き出した素晴らしいコミックです!!
2巻は割と環の出番が多めかな?
漫画版については、今後の展開も大いに期待したいですね。漫画版の方はね!

ゼペットの娘たち 2

タイトル:ゼペットの娘たち 2(小説:電撃文庫)
作者  :みきゆうえい:三木遊泳
絵師  :みやたそうじ:宮田箏治
デザイン:?
編集  :?

機鋼人形と呼ばれる意思を持つ人形と、その人形を制作し調整を行う機鋼人形師たちの日常を描いた物語。
作品全体に流れるほのぼのとした雰囲気ですごく癒されます!
イラストとのマッチングも大変よく、読後感のよさは保証つき。おすすめです。

08/11/11 - の記事

イスカリオテ

タイトル:イスカリオテ(小説:電撃文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?

聖人の伝承などをネタにした、現代ファンタジー。
例によってわざわざ神学考証を専門の方にしてもらっているようなので、そっち系の話が好きな人はツボると思います。あ、あと自動人形スキーも。
というわけで……私はあっさり陥落しました(笑)。おすすめ。

司書とハサミと短い鉛筆 (2)

タイトル:司書とハサミと短い鉛筆 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :ともせしゅんさく:トモセシュンサク
デザイン:?
編集  :?

仕掛け絵本から出てきた、紙で出来ている司書の少女と、装丁師の一人息子の少年による現代ファンタジーアクション。
バトルもそれなりに楽しめるのですが、それよりなにせ「はいてない」宣言を堂々としてしまっているので挿絵が気になって気になって……(爆)

08/11/10 - の記事

本日の名台詞

「がんばってね、ヘタレ」


タイトル:モーフィアスの教室 4(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?
キャラ :久世綾乃 (265 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

悪夢を題材にした伝奇ものですが……
肝心要は幼馴染みである!と断言しましょう。

それでは台詞解説。
敵との最終決戦で、幼馴染みである直人に向かって、綾乃が言った一言。もっと他に言うべき事はいくらでもありそうなものですが、でもこんな一言で全て通じ合えるくらいお互いへの信頼感がある証拠なわけで、印象深い台詞でした。

モーフィアスの教室 4

タイトル:モーフィアスの教室 4(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?

幼なじみパワーは、やはり強かった。

異世界である<王国>から現れる夢神によって引き起こされる悪夢と、それに引き込まれる人々。
悪夢をモチーフにした伝奇も、いよいよ完結です。

ダブルブリッドDrop Blood

タイトル:ダブルブリッドDrop Blood(小説:電撃文庫)
作者  :なかむらえりか:中村恵里加
絵師  :たけひと
デザイン:?
編集  :?

ダブルブリッド外伝&後日譚。
主要キャラの外伝。過去の話も混じってますが、基本的に事件終結直後のエピソードを描いています。
ああもう、読んでてものすごく感慨深いものが……。

名探偵失格な彼女

タイトル:名探偵失格な彼女(小説:VA文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :蓮見江蘭
デザイン:?
編集  :?

最初に。この本の冒頭でも明記されてますが、これはミステリではありません。
ほんとにもう名探偵失格です。
なんせ、この「名探偵失格な彼女」の行動原理は勘ですからね!
あ、それとあくまで明るく健康的なノリではありますが、ちょっと百合ん百合んですええ。
長期化しちゃうと飽きちゃうかも知れませんが、探偵という概念をぶっ飛ばすパロディ的作品としてはなかなかおもしろかったです。

08/11/09 - の記事

本日の名台詞

「――わたくしは、これより貴女を」
「追い掛けて、捕まえて、真相を吐かせる」
「QED!!(証明終了)」


タイトル:名探偵失格な彼女(小説:VA文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :蓮見江蘭
デザイン:?
編集  :?
キャラ :門崎かれん (300 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

文字通り名探偵失格な彼女の物語。

それではさっそく台詞解説。
探偵にあるまじき台詞。これはもう警察ですら危うい感じです。
きっと燈馬くんも苦笑しているに違いありません。

機械じかけの竜と偽りの王子

タイトル:機械じかけの竜と偽りの王子(小説:電撃文庫)
作者  :あびこかおる:安彦薫
絵師  :Tomatika
デザイン:?
編集  :?

えーと……すごく簡単に言うとファンタジー+ロボットもの+身代わり王子様。

存亡の危機を迎えたリュクサリア王国。直系の王族であるフランシスカ姫も敵の手に落ちようとしていた時に、たまたま居合わせた奴隷のイアンが、王族にしか動かすことの出来ないはずの機巧鎧エリュシオンを操って敵を撃退する……。
そして、フランシスカはイアンの事を腹違いの兄・アルトゥールだと言う……。
なし崩しに王族になしすますことになった、奴隷の物語です。

08/11/08 - の記事

今さらですが……冬コミに出すラノベスポ根特集本に何か書きたい!って方はいますか?

まいじゃーでは、冬コミにライトノベルのスポ根特集本を出します。
おそらく今後二度と出ませんというか、どう考えても需要がほとんどないので無理でしょう。そもそも紹介する本自体そんなにないし(爆)

そういう趣味的な本ですが、もしラノベのスポ根ものに絡んで、文なりイラストなり載せてみたい!という方がいらっしゃれば、お声をかけてください。
もっとも11月末には原稿〆切なので、ほとんど作業日数がありませんが……(汗
なお、ものすごく偏った趣味的な内容の文章でも構いません。

しかし、今回の企画のためにリストアップしてますが、スポ根ものは案の定おっそろしく少ないですね(苦笑