名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/06/10 - の記事

ナナヲ・チートイツ

タイトル:ナナヲ・チートイツ(小説:メガミ文庫)
作者  :もりはしびんご:森橋ビンゴ
絵師  :しろ
デザイン:?
編集  :?

おそらくラノベで唯一無二の麻雀小説。

もっかい言いますが、麻雀シーンもある小説じゃなくて、完全無欠に麻雀がメインです。
しろさんのイラストに騙されて、中身が麻雀小説というけったいな内容だとは全然知らなかったので今まで積んでましたが……(2月に出てた)
麻雀打ちならこれは読んでおくべきでしょう。

麻雀のルールはぶっちゃけよく知らないけど、カイジとかアカギとか咲あたりが好きな人もやっぱりこれは読んでおいて欲しいです。
絶対に代わりがない作品と言うことで、今さらですがおすすめ。

09/06/09 - の記事

いつか天魔の黒ウサギ3 神隠しの通学路

タイトル:いつか天魔の黒ウサギ3 神隠しの通学路(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かがみたかや:鏡貴也
絵師  :かみやゆう:榎宮祐
デザイン:?
編集  :?

15分の間に連続して7回殺されない限りは不死身で、殺されてもすぐに復活してしまう身体を持つ少年・大兎。
彼が昔命を落としてしまった時に、自分の力をほとんどを代償にして大兎を救った魔女・サイトヒメアとの不器用な恋模様を追いつつも、次々と事件が起こって読書を全く飽きさせない学園ファンタジーです。

でも、なにげにもう一人の主役・生徒会長の男ツンデレが一番のみどころのような気が激しくしますね。いやほんとうに。

グロリアスドーン アイキャッチ2 今日のラヴィーさん

タイトル:グロリアスドーン アイキャッチ2 今日のラヴィーさん(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

ストーリー的にはほとんど進んでない気がするんでこの巻を一言でまとめると……

桜子さん、かわいい。
以上感想終了>ヲイ!

09/06/08 - の記事

6/20にラクロス観戦オフやります。

6/20(土)に愛知の半田でラクロスの国際親善試合が開催されるので、この機会に生でラクロスを見てみよう、と思い立ったのはいいんですが、いつも誘うメンバーに声を掛けたところ1人以外は都合が付かず、現状私含めて2名しか参加者がいませんのでこれはちょっと寂しい、と思い駄目もとで参加者を募ってみることに。
『自分も見てみたい!』と思われた方は、メールフォームもしくはtwitterで声かけてください。

小学星のプリンセス☆ 3

タイトル:小学星のプリンセス☆ 3(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :もちづきのぞむ:餅月望
絵師  :bb
デザイン:?
編集  :?

ラブコメっていうよりはベタ甘の純愛ロマンスでした。ただし完全ロリコン万歳小説ですがっ!!

成長しても外見上はずっと小学生のまんま、という小学星人のルリスと、その昔ルリスを小さい頃に小学星人と知らずに好きになった少年・貢による設定上は合法ロリな物語。
これがまあ、こんなひどい設定のクセしてきれいな恋愛してるんですよね。
まあそうはいっても貢はロリ確定だと思いますけどね?
めでたく完結。

いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み

タイトル:いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かがみたかや:鏡貴也
絵師  :かみやゆう:榎宮祐
デザイン:?
編集  :?

今頃2巻読んでます。遅すぎだろ自分……。

それはともかく。
1巻目から惜しげもなく伏線というより重大な設定をあっさりオープンし、さらに2巻では急展開。『なにこれ打ち切りフラグ?』って思うくらい怒濤の勢いなんですが、売れ行きはかなりいいとのことなので、安心してこの怒濤の疾走感をお楽しみください。

09/06/07 - の記事

「少女小説の感想も結構あるよ」サイトの一覧が! これは個人的に嬉しいかも。

●少女小説感想サイトの一覧を作ってみた

屋根裏物置で、少女小説をけっこう扱ってますよ!というサイトの一覧が作られていました。
おお、これは……いいかも。
現状私は少女小説には全然フォローができてないんですが、読む気はあるんですよ読む気は!
読むスピードが追いつかないだけでorz
もともとラノベに本格的にすっ転んだのはコバルト文庫でしたからねえ……。

時間的に片っ端から読むのは無理なんで、ここらで評判のいい作品でも拾い読みしてみようかな?などと思ってます。

アキカン 8缶めっ

タイトル:アキカン 8缶めっ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :らんじょうりく:藍上陸
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?

ちと読むのが遅くなりました。
誰しも予想外だったんじゃないかと思いますが……まさかのヤンデレ!
妹登場と言うだけでもびっくりなのに、いやはや。

シリアスが入り込んできながら、はっちゃけた変態暴走も維持してるところがこの作品ならではかな?

2009年6月 の新刊情報 電撃文庫

おかしいな、bk124時間出荷に入ったと思って登録したのに注文不可だ。……夢でも見てたか? まあ時間の問題とは思いますが(汗

アクセル・ワールドとロウきゅーぶ! の2巻の新刊がー。
それよりなにより! ウィザブレの新刊がたったの4ヶ月のインターバルで登場! おおお……

学園キノ (3) 時雨沢恵一
乃木坂春香の秘密 (10) 五十嵐雄策
アクセル・ワールド2 ─紅の暴風姫─ 川原礫

境界線上のホライゾン 2 上 GENESISシリーズ

タイトル:境界線上のホライゾン 2 上 GENESISシリーズ(小説:電撃文庫)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :さとやす
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ラッキーチャンス! 5

タイトル:ラッキーチャンス! 5(小説:電撃文庫)
作者  :ありさわまみず:有沢まみず
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんi 記憶の形成は作為

タイトル:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんi 記憶の形成は作為(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :左
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

機械じかけの竜と火焔の翼 双竜記 2

タイトル:機械じかけの竜と火焔の翼 双竜記 2(小説:電撃文庫)
作者  :あびこかおる:安彦薫
絵師  :Tomatika
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/06/05 - の記事

2009年5月の傑作ライトノベルピックアップ

1年ぶりです(汗
内容がMOURAの連載と被って息切れしてしまい、そのままズルズルさぼってましたが、一部の方は既にご存じの通り、moura終了(実際にはあと2回書かせてもらえそうです)を契機に、気合いを入れ直すことに。

2009年5月発売のライトノベルの中から、個人的に特におもしろかったものをピックアップして紹介。

単発&新作&マイナー優先。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。
明確な順位付はしていませんが、上の方のものをよりおすすめとしています。


スイート☆ライン

ふるこんたくと! (2)だから、ふたりにプロポーズ

タイトル:ふるこんたくと! (2)だから、ふたりにプロポーズ(小説:スニーカー文庫)
作者  :あすかしょうた:あすか正太
絵師  :uni8
デザイン:?
編集  :?

エロバカコメディ。心底バカです。

エロというよりは『えっち』かな?
”殴り合うより、触り合おう”
”武術の力は、人を仲良くするために使うものだ”

という道を見出しだ武道バカの少年・御統一路の修行の日々を描きます。一路自身は心底修行のつもりで、別にえっちなことをしようと考えてるわけではないのですが、そのたぐいまれな点穴術(たいそう気持ちいいらしい)と裏表のない性格が次々女の子達をめろめろにしていくのです。
1巻よりバカ度はアップしてるかも?

09/06/04 - の記事

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2

タイトル:ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc2(小説:ファミ通文庫)
作者  :たおのりたけ:田尾典丈
絵師  :ありかわさとる:有河サトル
デザイン:?
編集  :?

世界が改変され、主人公を中心として「エターナルイノセンス」のキャラ達が現実の存在となって出てくる、そんな物語の続編。
1巻では、ギャルゲでありがちな複数イベントの進行が現実に起こった場合どうなるか、そのあたりの筋書きがおもしろかったんですが2巻はちょっと趣が違います。

今回は違うゲームの設定が入り込んできて、正直なところストーリーとしては少々ややこしかったかも。
そうはいいながらも、今度はゲームキャラだと自覚してしまった主人公の幼なじみが、実際には主人公が幼い時にヒロインと遊んだりはしなかった、そういう齟齬で苦しむところなど実に上手いところを突いてくる構成になってます。

まあしかしそんなことよりも……
ゲームでの幼なじみキャラも、リアルの幼なじみも別にどっちでもいいからぜひ別ルートを用意して欲しいです。
そう、高橋さんルートこそがトゥルーエンドに違いない!>妄想です

薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー

タイトル:薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

マリアローズがとうとう先輩になりました。
新入りのルーシーにあれこれ世話を焼いて、少し前までの斜に構えねじくれまくっていたマリアからずいぶん成長したもんですねえ……

以下紹介は放棄して駄文でも。

09/06/03 - の記事

本日の名台詞

「――いい? 今ここには、眼には見えない線路の切り替えポイントがある。
あんたは今、かろうじて普通の人生を送れるレールの上にいる。でもね、私がちょっと力を入れれば――
あんたはめでたく変態と認定され、この学校を去ることになるの。そして、そこからは落伍者の道を歩むことになるのよ」
「ぐ……う……っ」
「親兄弟が泣くわね」
「………………」
「友だちもさぞ悲しむでしょうよ」
「………………」
「そして私はお腹を抱えて爆笑するわ」
「お前は鬼だっ!」


タイトル:ギブあっぷ!(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :あいだなおみ:会田孝信
デザイン:?
編集  :?
キャラ :斗神璃亜(とがみりあ)&結槻未祐(ゆうきみひろ) (57 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

良いラブコメ。
コメディよりはややラブと熱さに軸があるかな? まあなんにせよ、ぜひお試しあれ。

それでは台詞解説。
うっかり璃亜の着替えを覗いてしまったばっかりに、未祐は脅される羽目に。『荒くれナイチンゲール』の二つ名は伊達じゃないですね。どう考えても役者が違います(笑)

ギブあっぷ!

タイトル:ギブあっぷ!(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :あいだなおみ:会田孝信
デザイン:?
編集  :?

これはいいラブコメ。勢い、直球なラブ、熱さもあっておすすめ。
あと、主人公が両手に華になって、フラグだけ立てて複数ヒロインをお預け状態にするその理由付けが、『あ、これは上手いわ』と妙に感心しましたね。

他人の苦しみを非常に敏感に感じ取ることのできる女顔の少年・未祐を主人公にした青春模様です。
特に似通ってるわけではないんですが、傲岸不遜なヒロインの存在や、妙に漢前な親友などどことなく『とらドラ!』を彷彿とさせるところがあって、あちらのファンとの親和性は高い……かも。

09/06/02 - の記事

本日の名台詞

「それでも私は、貴方と会話できると信じてる。
お互いの言語を知らなくても、互いに勘違いしていても、それでも私は貴方の言葉を理解して、貴方に言葉を伝えられると信じている」
「無理だよ。そんなの、神の領域だ」
「でもきっと貴方は生まれた頃、この世界の言葉を知らなかった。それから言葉の意味を一つも間違えることなく、全てを理解してきたと思う?」

「その程度の奇蹟も起こらないような世界なら、きっと初めから言葉なんて生まれない」


タイトル:サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY(小説:スニーカー文庫)
作者  :こうのゆたか:河野裕
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?
キャラ :彼女&浅井ケイ (68 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「リセット」により世界を三日間巻き戻すことの出来る能力、それが肝。
詳しくは書影クリックで紹介文参照のこと!

それでは台詞解説。
この台詞の前に、お互い一見会話が通じているようで、実はお互い全く違う言語で話していて、通じていると思った事はすべてただの幻想に過ぎないとしたら?みたいなやりとりがあった直後の会話です。わかったようでわからないやりとりなんですが、強烈に印象には残りますね……。

MouRaで、ライトノべルが読みたいっ 第十三回を掲載しました。ポリフォニカの出版形式に関する考察です。

講談社のMouRaにて、web連載「ライトノベルが読みたいっ」の、第十三回が掲載されました。

●今回の特集記事は『月刊ポリフォニカ』方式にみるシェアードワールド展開の可能性とは?
実は創刊から辿るとポリフォニカ関連作品は平均すると月刊化している計算になるのです。その辺りについていろいろ考察してます。毎度恒例の5冊おすすめもあり。

09/06/01 - の記事

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY

タイトル:サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY(小説:スニーカー文庫)
作者  :こうのゆたか:河野裕
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?

「リセット」という、世界を巻き戻す能力がこの物語の肝。タイムリープものの一種と言えそうですが、仕掛けが非常におもしろい!
この能力にはひとつ大きな制限があって事前に戻る箇所を「セーブ」する必要があり、さらに「リセット」した本人もその記憶を失ってしまうという……。
釣られるしかねえええええ!!というストーリーです。

また、乙一が帯の推薦文を書いてるのは伊達ではなく、作品の雰囲気がかなり乙一に似たところがあります。
透明感があって、そのくせどこか醒めた目で見ているような視点が特徴的。
ちょっと文体に好き嫌いが出そうですが、この独特な雰囲気も込みで黒枠おすすめ。

彼女は戦争妖精 3

タイトル:彼女は戦争妖精 3(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

いっそ感動的なくらい、媚びず、愛想がなく、遠慮もなく、そのくせ責任感はあるという、ラノベの主人公に多いへたれや八方美人系とは一線を画した少年・伊織。
彼の平穏な日常は、ある日突然現れたどうみても童女な”妖精”クリスによって破られ、容赦なく戦いの日々へと狩り出されるという現代ファンタジーです。

実はロリ御用達小説でもありますが、あざとく狙った部分はないのでご安心を?

レディ・ガンナーと虹色の羽

タイトル:レディ・ガンナーと虹色の羽(小説:スニーカー文庫)
作者  :かやたすなこ:茅田砂胡
絵師  :草河遊也
デザイン:?
編集  :?

国の有力貴族の愛娘で、正義感が非常に強くこうと思ったら絶対に意志を曲げず、上流階級の人間にありがちな奢った部分がまるでなく、その上44口径の銃を使いこなすお嬢様、キャサリン・ウィンスロウの活躍を描いた物語。

相変わらずの安定したおもしろさですね。
キャサリンは凛として強く、きちんと少女っぽい部分もあるのに男に媚びるようなところがないので特に女性にはおすすめしたいです。
ストーリー的には1巻1巻できちんと区切られているので、未読の方はぜひ最初の『レディ・ガンナーの冒険』だけでもお読み下さい。