選び出すとキリがないのですが、選出の際の縛りとして1レーベル1作品という制限を設けてみました。
例によって他に替えのきかない作品、欠点があってもパワーを感じる新人作品を優先ぎみ。ご了承を。
参考までに月別の傑作ライトノベルピックアップはこちら。（はじめたのが5月なのでそれ以前のものはないです）
2007年5月／　6月／　7月／　8月／　9月／　10月／　11月／　12月
ちなみに2007年イロモノライトノベルベスト６　inまいじゃーもせっかくだから作ってみましたのでよければご覧ください。

■　2007年傑作ライトノベルベスト１０　■（作品詳細は書影クリック）

さて栄えある一位は……時載りリンネが制しました。
これ以外の順位は一応上から順番ですが、割とアバウト。

時載りリンネ！（スニーカー文庫／2巻まで刊行）
正統派ジュブナイル。時間もの。読み手選ばず。

暴風ガールズファイト（ファミ通文庫／2巻まで刊行）
女子ラクロスでスポ根。燃えます。

ドラゴンキラーあります（C★NOVELSファンタジア／3巻完結）
ドラゴンをも狩る半人外のドラゴンキラー。
こういう発想はありそうでなかった！

冬の巨人（徳間デュアル文庫／1巻完結）
ボーイミーツガールなＳＦ。あまりＳＦは意識せず読めます。

食卓にビールを６（富士見ミステリー文庫／6巻完結）
人妻女子高生物理オタクＳＦ作家にして、物事に動じなさすぎな「わたし」。
その非日常な日々を描くＳＦ完結編。少しフリーダム、でも可。

とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード（電撃文庫／本編6巻＋外伝１巻刊行）
青春暴走ラブコメ「とらドラ！」の番外編。単体で読めるのでお試し版に使えます。

人類は衰退しました（ガガガ文庫／2巻刊行）
衰退した人類に代わって地球を闊歩する妖精さんの話。
単なる癒し系ではなくシュールさもあるのが特徴。

ＤＤＤ（講談社ＢＯＸ／2巻刊行）
奈須きのこ節炸裂の新伝綺。

アストロノト！（ＭＦ文庫／１巻刊行）
純粋なＳＦとしてツッコミどころはあちこちあります。
が、そんなもの吹き飛ばすだけの「宇宙へ行く」熱さと新人作品ならではのパワーが。

零式（ハヤカワ文庫ＪＡ／1巻完結）
少々人を選びますが、実に熱い青春小説。
硬質さがたまりません。気になる人は書影クリックで詳細を見てください。

※以上で一応10点選出。以下は次点扱いで。

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連射王（角川書店／上下巻完結）
たぶん後にも先にもこれっきり！なシューティング小説。
そしてなにげに青春小説。

鉄球姫エミリー（スーパーダッシュ文庫／2巻刊行）
１巻の中盤以降から本番スイッチ入ります。
バトルもの。心情描写に注目。

　
クジラのソラ（富士見ファンタジア文庫／4巻完結）
艦隊シミュレーションを題材にしたスポ根　→壮大なＳＦ　→最終的にスポ根に回帰。
並み居る天才はもちろん魅力的だけど、最後の鍵を握るのは努力の秀才なのがポイント。

SAS スペシャル・アナスタシア・サービス（ＨＪ文庫／2巻刊行）
少女のチームによる身辺警護なガンアクション。
ミリタリー成分と青春模様の配分が絶妙。濃すぎず薄すぎず。

そして最後に1作品。
コバルト文庫の流血女神伝シリーズが、最後のクライマックス数冊というところで地層に埋まったのが原因で未だ読めてません。
読んでさえいればベスト１０に食い込んでいた可能性が高い傑作シリーズで、未読に悔いが残ります。
……買い直そうかな。