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まーちゃん? まだまだぬるい! ライトノベル最強のヤンデレ、リネア様を讃えよう

ライトノベルでのヤンデレと言えば、たぶん一番有名なのは電撃の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」に出てくるヒロイン・まーちゃんでしょう。
確かにみーくんが少しでも他の女になびいている(ように見える)と手加減のない暴力も辞さないまーちゃんは、「病んで」ます。しかし、理性が足りないので見てて正直おもしろくない。

やっぱり知性と理性がきちんと存在する中に潜む狂気こそがヤンデレの魅力だと思う訳です。
そういう前提だと「タザリア王国物語」シリーズに登場する皇女・リネア様は最強のヤンデレです。

以前にツンデレよりも怖き者 サドロリよりも嗜虐趣味……その名はリネア様!なる記事で紹介したことがありますが……あれからさらにパワーアップしちゃいました!

以下遠慮なくネタバレします。
まだ読んでない方は注意。
自力でヤンデレを体感したい方はここまで。
なお、現在4巻まで刊行されてますがリネア様は2巻のみほぼ空気なので、そこでがっかりして読むのをやめたりしないように!

設定としてリネア様はタザリア王国の皇女。
弟の影武者として王家に入りこんだジグリットが、事故で弟が死んでしまった後に入れ替わっていることにいち早く気がつきますがあえて周囲には黙っています。
さて、リネア様が命令してやらせたジグリットへの悪行の数々。

0. 言葉の暴力と直接の暴力。なじったかと思うと急に優しくなったり。ただし本人に愛情フラグの自覚なし。 
1. ライバルを物理的に排除(ジグリットに想いを寄せていた侍女を階段から突き落として下半身不随に……)
2. 貧民街に放火(ジグリットの故郷は邪魔!とばかりに命令して……。貧民街全焼です)
3. 国を売る(身代わり皇子をしていたジグリットへの当てつけみたいな形で自分が皇女だというのに国をあっさり捨ててしまいました)
3. ジグリットの片足切断。ぎゃああああああああ……(ジグリットが命までとられない様に、という意味もあるので多少事情は複雑ですが……それにしてもここまでするか普通)
4. 監禁。
5. ジグリットを勘違いから復讐相手として付け狙う少女の勘違いを「さらに」煽る。

で、ここまで読むと「どこにデレがあるんだ?」と思うでしょうが……
足を切断されて、なかなか回復せず病床にあって食欲のないジグリットに、「私の毒見をしなさい」という理由で、栄養のあるものを食べさせるという……なんというわかりにくいデレ。
そもそも執着がジグリットへの執着悪が並大抵のもんじゃないですええ。

なお、現在はジグリットに逃げられてしまい、傷心のリネア様、必死の捜索中です。
一応政略結婚で帝国に嫁いでますが、旦那にはこれっぽちも興味ナッシング。
でも、ジグリット以外のことにはかなり理性と知性が今もなお働いているあたりが重要。

正直リネア様がこれからどうなっていくのかさっぱり予測がつきません。
悲劇的な結末を迎えるのかそれとも……今後とも注目していきたいと思います。

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最強たる所以に、デ

最強たる所以に、デレがないのは如何か!!
病的にまでヤンでることは理解に及びますが、
それを乗り越えてデレがあるからヤンデレはいいんですっ!

敢えて言おう!ヤンデレに栄光あれっ!