名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉

タイトル:俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉(小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :かんざきひろ
デザイン:?
編集  :?

兄貴無双。
決してスーパーヒーローとは言わないけど、活躍しすぎ。なにこの出来た兄。それどころかどんどん男前あがってませんか?

なんでも出来る中学生の妹・桐乃と、ごくごく平凡な大学生の兄・京介。
家庭でもほとんど会話をしない冷え切った関係だったのが、妹の隠れオタク趣味を偶々兄はが発覚したことから幕を開ける物語ですが、今回は桐乃が留学してしまったことから、黒猫! 黒猫が主役です!

今回は、桐乃において行かれてしょぼくれてる黒猫を京介が元気づけて友達作りにも協力するのがメインストーリーです。
相変わらず黒猫は相当重度にひねくれてて素直じゃないけど、そんな黒猫の心情を手に取るように理解してる京介さんまじぱねえっす!
そりゃ、あんだけ出来た彼女でも嫉妬しちゃうのもわかるなあ。ラストでも大活躍だしほんと、いいお兄ちゃんだ……。

そして新キャラ。
ネタバレ対策のため詳しくは言いませんが、なかなかにいい性格してました。本人達は認めないだろうけど、やっぱり黒猫とはお似合いだと思いますええ。

しかしまあ、こうなってくると後は黒猫がどうなるか?がすごく気になりますね。我々黒猫派は、この巻が最大の聖典ではなく、ほんの序章であることを信じて待つのみであるっ!! 黒猫萌えええええええええ!

……あ、本名で呼んだ方がよかったかしらん(笑)


この作品の名台詞

「あたしいままで、批判に対して感情的になるのって、時間を割いてプレイしてくれたユーザーへの感謝が足りない、そんなことしてる暇があるなら反省しろって思ってたんですよ。ネットの無責任な意見に惑わされて怒るなんて、煽り耐性の低いバカのやることだよねーって考えてました。でも、自分の関わった作品をこうやって批判されてみて、思い直しました。無責任な意見に惑わされない泰然とした態度? ネットリテラシー? ハッ――クソ喰らえですよそんなもん!! 腹が立つものは腹が立つんですよド畜生が!!」
「お、落ち着け……女の子がクソとか畜生とか言うのはね? ほら? 色々とまずいしね?」
「知ったこっちゃないですよ! こ、こいつら絶対殺してやる! 絶対に絶対に殺してやる! 晒しスレに軽い気持ちで書き込んでいる悪趣味な連中も、得意面してブログに取り上げているやつらも、すべて同罪ッ!! くき、きぃ~ッ! 覚えてなさいよ豚どもが! こっそりマイミクになって、オフ会で殺してやるんだから!!」

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著:伏見 つかさ イラスト:かんざき ひろ 「考えたのよ……。どうやったらあいつらに、一泡ふかせてやれるのか。どう立ち回ったら、見下してごめんなさいと、この私の足元に跪かせ...

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