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ライトノベルの楽しい書き方 6

タイトル:ライトノベルの楽しい書き方 6(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

学園最強どころか、近隣でかなう者なしの武道無双なもののふ系ぶっきらぼう美少女、しかしてその正体はかわいい少女チックな作風でデビューしたライトノベル作家の流鏑馬剣。そして、クラゲ大好き以外は割と普通の少年与八雲のラブコメストーリー、なんですが。

この作品の肝は、なんといっても剣の迷走妄想大爆走っぷりでしょう!
自分が美人で武道が劇強だという自覚はやたらあって平気でそれを口にするくせに、しかし自分はかわいくないし男にはもてないとか、ネガティブ思考も人一倍で自分の妄想を基準に、どこまでもマイナス方向に突っ走る超がつくめんどくさい女の子。
ぶっちゃけリアルで付き合うのはわりと勘弁ですが(笑)、見ている分には実に楽しいラブコメです。

で、いつまでも八雲を「暫定彼氏」扱いしてきましたが、それにもついに変化が!?

剣の書いたライトノベルが実写映画化されることになり、一同で見学に行くも例によって剣のマイナス暴走が原因で(ほんと、こればっかだなおい!)、またしても剣と八雲の仲が疎遠に。
そこに業を煮やした市古ゆうなは、剣に対して「素直にならないと自分が八雲とつきあてしまう(意訳)」と言い出すのだが……

まあなんです、いつも通りではあるんですが「暫定」がね!
あとは読んでください。

余録。しかしこれマジで実写映画化ですか……未だに予想外すぎてなんともはや。そもそも一般人の皆様に「ライトノベルの~」なんてタイトルでわかってもらえるんですかね? (私は家族とかにラノベについて説明するのはもうあきらめました。うちに大量に転がってる文庫がなんなのか、未だによくわかってないと思いますええ)


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2010/06/16 - 20:20

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