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うちのメイドは不定形

タイトル:うちのメイドは不定形(小説:スマッシュ文庫)
作者  :しずかわたっそう:静川龍宗
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

なにせスマッシュ文庫は店頭であまり見かけないうえ、チェックリストから漏れてるので読むのが遅くなってしまいました。

クトゥルフなメイドさんというから、てっきりニャル子さんみたいなカオスなノリかと思いきやハートフルで普通にいい話でした!

最近プチブーム?になっているかどうかは定かじゃありませんが、クトゥルフ神話をモチーフに、テケリさんなるメイドが大活躍です。

主人公の少年・新井沢トオルが父親から送られてきた怪しげな荷物を指示に従って開けてみたらば、中から出てきたのはなんとメイドさん。テケリさんと名乗るそのメイドさんは、家事万能で気立ても良く非常に有能だったのですが、ひとつだけ問題が。なぜならテケリさんの正体は不定形だったのです!

同級生の少女・あさひも巻き込んで賑やか……というよりはハートフルな物語が進みます。
いやね、どうしてもニャル子さんのイメージが強くて、カオスなイメージがあったんですが、どうして妙なひねりとか入ってない王道ですけどいい話じゃないですか。ニャル子さんは正直いりませんが、テケリさんならそばにいてほしいですええ。

なお「テケリ・リ」でわかる人にはわかりますが、テケリさんはショゴスですね。設定が、うまく生かされてます。なるほど、使役されていた →メイドってことか。
ま、文倉十さんのイラストに騙されて買ってみてください!


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from 愛があるから辛口批評! on 金曜, 2010/07/02 - 21:35

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from たかいわ勇樹の徒然なる日記 on 日曜, 2010/06/27 - 23:42

 メイドさんが登場する作品はライトノベル、漫画を問わず多々ありまして、いわゆるご主人様とのファーストコンタクトは作品によって色々ですが、今回紹介する静川龍宗先生の小説...