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銃姫 8 (8)

タイトル:銃姫 8 (8)(小説:MF文庫J)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :エナミカツミ
デザイン:?
編集  :?

いよいよ佳境に向けて盛り上がってきた……のはいいんですが、これほんとにあと1巻で終わるんですかね?
戦いをやめない人間に対し神さまの怒りによって、銃を媒介としないと魔法の発動ができなくなってしまった世界での魔法アクションです。
魔法の詠唱とかルールにこだわりがあって、おもしろいです。

8巻ではいろいろと謎だった部分とか、エルウィングの秘密とか、激化する流星軍とスラファトの戦いとかとにかくみどころはいっぱいですええ。
……しかし、これほんとうにどう物語が着地するのかさっぱり読めないんですが、どうなっちゃうんでしょう。


この作品の名台詞

「今は離ればなれになってしまったけれど、ちゃんとお互いが納得して別れたのだからいい。わたしに義務があるように、彼には彼の大きな運命がある。
それは、わたしには想像もできないほどの過酷なものだけれど、彼はなんとか受け止めようとしているのがわかる。嘆いて、弱音を吐いて、くじけて、それでも逃れるまいとあがいている…、そんな弱い彼がわたしは好き。だって、わたしだって、弱いから。
はじめから強い人なら、好きになんてならなかった。彼がわたしの弱さを理解してくれる、弱い人だったから。弱い人の気持ちをわかる人だったから。――信じられる人だから、好きになったの」

→解説


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