銀盤カレイドスコープ完結記念のフリーコメントコーナーですっ!
とうとう銀盤カレイドスコープも完結してしまいました。
この感動をぜひともどこかにぶちまけたいけれど、でもネタバレはまずいしラ板に突撃するのもちょっと……
そんな方のため、と見せかけて実は管理人が感動の余韻に浸りたいだけの理由で作ったエントリです。
銀盤カレイドスコープへの想いをどうぞご自由に書き込んでいってください。
注1:コメント欄は全9巻完全ネタバレ前提です。未読の方、ご注意を!
注2:煽り荒らし、ネガティブ書き込みはご遠慮ください。その種の書き込みは予告無しに削除します。
注3:コメント書き込みの際、タイトルだけはネタバレしないよう注意してつけてください。ブログの仕様上問題がありますので……
「スポ根」というより「スポ魂」
読了直後の熱に浮かされめちゃくちゃ久しぶりの書き込みです。
うーん。今の精神状態では
内容のすばらしさについてはうまく言葉にできません。
ほんの少し冷静に考えてみると・・・
全ての人たちに「思い」があって
タズサはそんな全ての「思い」に、
何より自分の内なる「思い」に応えた。
最後はそんな物語だったように思います。
登場人物全てが活き活きとしていました。
マイヤまでもが最後にあんな反応を見せるとは。
海原先生に、鈴平先生に、桜野タズサに、全ての登場人物に、
何より本作を薦めてくれたまいじゃー推進委員会に
ありがとうと言いたいです。
どうもまとまらないけど
本来的にはこの作品、最初の2冊で終わっていた話でもある。
幽霊との二人三脚という「すこしふしぎ」系の設定を持った話ではあるものの、フィギュアスケート小説を書くにあたっておそらく恋愛未満のパートナーシップや別離の余韻など、ライトノベル的な味付けを加えたかった部分ではないかとも思えますが。
その舞台設定自体はよくある話でもあるわけですが、その話自体は前後編で終わっていて、そして話はその後多少の浮世離れはするものの「すこしふしぎ」に帰ってくることは敢えて無かったところを個人的に評価したく。
「タズサとピート」の話は1,2巻で終わってしまい、それをさらに引きずらない事を選んだ3巻では「桜野タズサ」の再構成を図った、いわば仕切り直しの意味がこもっていたのではないかと。
そしてその後は、銀盤世界のフィギュアスケート界におけるタズサ以外の人物を一人ずつ掘り下げ、またその人物からの「桜野タズサ」を書くことによって世界そのものに深みを与えて舞台をお膳立てし、そしてクライマックスへ、と。
既に書いている人もいるものの、個人的に意外であったのはドミニクが「悟り開いた(爆)」直後に、見事なまでにフェイドアウトしてしまった感があること。その時相手にしていたリアの存在を巨大に書こうとする際に、タズサの自滅という形で情景を書いてしまったが故に居ても居なくても代わりのない人間となり、再起のお膳立てとしての憎まれ役の役回りもキャンディに完全に奪い取られた格好であったため、眼中外で漁夫の利を占めたに留まっているのが残念と言えば残念。
……まさに「悟りレベル振り切って、ペナルティ表振った結果存在感ゼロの存在になってしまった」感があり(って、ブルーフォレストなんてそんな判る人いないか)。
それは極端な例とはいえ、キャンディやガブリーは比較的最終巻に掛けて相応の使われ方をしたものの、今ひとつ最終巻に掛けて布石としての効果が薄かったかなと思うのは残念。特にピートの存在について、何らかの区切りを最終巻でつけたのではないかと思わせる言葉は残っているものの、その部分については敢えてぼやかしたことでそれほど強い印象を残す部分にならなかったことについては賛否あろうと思う。
個人的には、この後の銀盤世界におけるフィギュアスケート界の動きについて、おそらく決定稿が出ることはもはやないであろうものの、自由に思いを馳せてみるのもまた面白いかと思う。
そして、味を損なう恐れがあるが故に、これもやはり謎のまま書かれることはないであろうけれど、それぞれの場面でリアは果たしてどんな考えを持っていたのか、敢えてリア主観での本編再構成外伝などを読んでみたくもある(笑)。
その一方で、個人的には映像についてはあまり興味を抱かない部分も。……だって、アイスドールプログラム、アニメでやったら多分アリプロのイメージ映像みたいなもので済んじゃいそうだしなあ(超爆)。
まあ、映像描写にしろ、心理描写にしろ、「想像に任せておく」のが一番というものはあるようで、というところで。
大ハズレだったらすみません
私もピートの扱いには満足しています。
復活はあり得ません。でも銀盤の物語の始まりはピートからでした。
だから……あの、違っていたら恥ずかしいんですけど。
シンデレラプログラムの王子様のイメージって、多分ピートですよね?
イラストはありますけど、でもタズサは本当はピートの声しか知りません。
だから「そいつの顔も知らないんだもの」になるんではないでしょうか。
名前は欠片も出てきていませんが、私はこれがピートだったと勝手に確信しています。
すごく綺麗な出し方!
大満足です。
むしろドミニクの扱いがやや小さかったかな、とは思わないでもないですが。
最後に何かしてくれるかも、と思っていました。
何にせよ、非常に面白かったです。
そこにしびれるあこがれるっ!
自分的に9巻で一番気になっていて、「よくやった!」と思ったのはとうとう最後までピートを再登場させなかったこと。いろいろ銀盤の感想を見て回った中では、ピートが復活して欲しかったという意見を見ましたし、普通だと99%ピートは復活する展開になるところを、ぼろぼろになっても一人で立ち上がったところにタズサの真価があるのではないでしょうか。
もしピート復活してたらここまで熱くはなれなかったと思います。
良い意味で度肝を抜かれました。
主人公タズサの浮き沈みが本当に激しい、そして沈むときは半端なく沈むこの構成が
物語の世界にどっと引き込まれました。読み出したら止まれない、
事実、模試前日だったのにもかかわらず、睡眠時間を削ってまで完読してしまいました。。ただ、そうしてまでも読みたかった、読み応えのある作品だったと思います。
海原、鈴平両先生のタッグをまた見れるいつかを期待しつつ♪
ところで、最後の挿絵、表彰が終わってないのになぜ、タズサの胸にはメダルが☆
、、、
up&down
基本的に銀盤カレイドスコープの気持ちよさは、
落として、落として、落として、落として
一気に上昇するところの加速度にあると思うのです。
八巻・九巻はタズサがまさにシリーズ最悪のどん底まで落ちてそこから一気に至高の領域まで上り詰める話なのですが、
まさかオリンピックを落とす方に使うとは思いませんでした。
演技がぼろぼろになった時、タズサ同様読んでいて信じられなかったですもん。
脱帽です。
見事な着地でした。
見事な終わり方でしたね。
リアを倒すと宣言した後、どんな風に決着をつけるんだろうと思っていましたが、
見事なエンディング。言うことありません。
シリーズのバランスとして見ても、タイミング良く終わってくれました。
これ以上続けると技術的なインフレが起きてドラゴンボール状態に
なってしまいそうですからね。
「スラムダンク」がスパッと終わったように、
「あずまんが大王」がスパッと終わったように、
最高の状態で終わってくれました。
こうなると、次回作に期待したくなります。
あとがきにいろいろ書いてありますが、次はどんな話になるのかな~。
ついでに紹介。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・。
オリンピックの女神はなぜ荒川静香に「キスを」したのか?
フィギュアスケートに関する文献の中でこれが一番面白かったです。
未読の方は是非読んで見てください。お薦めです。
終わっちゃった・・・
スゴかった。
9巻序盤はホントに読み進めるのが怖かった。
それだけに最後は興奮のあまり涙が出た。
演技中タズサが叫んだトコは一緒になって叫んでたなw
最高だった。海原氏に最大級の感謝を!
アイスドールナンバー映像で見てえええええええ!!!
終わってしまった・・・・・
最後までついてきてホント良かったです。
最高の作品に出会えたと思います。
特に6巻からのスケートシーンの描きようは素晴らしいと思います。
無理を言うならばこれらを完璧な映像として見てみたいです。
そして、最終巻でいえること、それはやっぱりタズサが凄いスケーターであること。人々に感動を与えられ人物だということ。
それからこれは個人的意見だけど、これから先もピートを思っていくだろうということ。
1・2巻でのこの二人の関係が素晴らしすぎて、タズサと他の人をどうにも組ますことができないなぁというのが本音。
最終巻でもタズサは自分ひとりの力(多少周りの力もあるものの)で立ち直ったりしてしまい、タズサの凄さはよくわかるのですが、最後の最後、一押しはピートという存在に助けられるようなシーンが欲しかったように思います。
長くなってしまいましたが、僕はこの銀盤カレイドスコープという作品が本当にダイスキです。
この作品に出会えたことを最高に思っています。
これから先、読み返すこともあるし、その時もきっと素晴らしいと思えるでしょう。
この作品に出会えて本当に良かったです。
終幕
しかし、あの終わり方を誰が予想できたでしょうか。
というか9巻の途中まで読んでてなんかこう胃が痛くなってきました。
「もう見てらんない」そういう気分でしたね。
正直投げっぱなしで終わるかもという覚悟さえ途中までしていたんで……
よかった!ほんっとうによかったー!タズサ、おめでとー!