名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レジンキャストミルク (3)

タイトル:レジンキャストミルク (3)(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?

この作品の特徴として、あえて一番目に、
絵師さんとの強力なタッグ制を挙げておきます。
人物設定などの段階から、絵師である椋本夏夜さんが関わっているとの事で当然ながら挿絵に対する気合いの入り方も半端ではありません。
巻頭のカラー漫画は、本編のやるせなく救われない展開の癒しとなってくれるでしょう。
ついでに言うときっとプリンが食べたくなります。

本編のあらすじから言葉を借りるとほのぼの&ダーク。
学園の日常は、それぞれのキャラクター描写が実に生き生きとしていて微笑ましいものになっています。が、一転して戦いを含めたストーリー展開はなんというか実に救いがないです。
この二面性も持ち味と言えるでしょう。

説明しづらいので詳しくは言いませんが、学園伝奇ものが好きならきっと設定にもはまるんじゃないかと思います。おすすめです。


この作品の名台詞

「あまりそういうくだらない本ばかり読んでいては駄目だぞ」
本は本だ。くだらないも何もないし、全部面白いのに。

→解説


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