名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

放課後トゥーランドット

タイトル:放課後トゥーランドット(小説:一迅社文庫)
作者  :みかづきこうげつ:みかづき紅月
絵師  :ありこゆういち:有子瑶一
デザイン:?
編集  :?

これはよい青春小説にして、ツンデレ小説ですね!
がんばれ一迅社文庫という応援の意味も込めて、黒枠おすすめで。

会長の容赦ないツンツンぶりと、ある程度打ち解けた後の微妙なさじ加減のデレがツボでした。距離感が縮まったのは感じさせるけど、でも攻撃的な性格はそのままだし骨抜きになったりもしない、というこの絶妙さがもうね!

学園に来るなり、生徒会長を締め上げ正論により辞めさせて新生徒会長となった少女・姫ノ咲楼蘭。彼女が掲げる『部活道不覚悟制度』――会長の独断と偏見で、真面目に活動してないと判断した者は強制退部させられるという恐ろしい方針により、活動実績のない部活は淘汰の嵐が吹き荒れることに。
主人公の篠山千尋が部長を務める吹奏楽部と、彼と仲のいい少女・渚琉沙が部長の演劇部も残った部員は自分一人だけという有様。
二人は起死回生の手段として、三人でやるオペラ『トゥーランドット』を企画し、トゥーランドット姫役に会長をスカウトしようとするのですが!?

会長の頑なで攻撃的に見えて揺れ動く心情と、トゥーランドットの内容をリンクさせて進んでいく展開が上手かったですね。うーん、みんな青春してます。


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3625
from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2009/07/15 - 23:54

Normal 0 0 2 f...

from monumenta librorum on 土曜, 2009/05/09 - 20:49

幼馴染みの少女が帰国したら、生徒会長になって独裁を始め、主人公の少年の部活が取りつぶされそうになると言うところから始まる話。何故か、演劇部の部長の少女と一緒にさらに生徒...