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七夕ペンタゴンは恋にむかない

タイトル:七夕ペンタゴンは恋にむかない(小説:ガガガ文庫)
作者  :いつきりゅういち:壱月龍一
絵師  :轟そら
デザイン:?
編集  :?

えー、正直載せるかどうか直前まで迷いましたが……

男二人、女三人の仲良し5人組。
その仲良しグループの一人・湊は、この5人の「仲間」関係がいつまでも続くことを願った。
けれども、いつまでも「友情」だけではいられない。
まあ、青春小説としてはかなりベタなテーマですが、なかなか悪くはなかったです。
ただ、おすすめするにはちとひっかかったのでその辺を以下に書いておきます。
よって、いつもの長所のみを取り上げる運営ルールからややズレますので、ご注意下さい。

どう展開するかは言いませんが、中盤あたりはかなり盛り上がりました。
湊がどう願っても、男と女が複数いる以上、いつまでも仲良しこよしの友情だけで済むはずがないんですが、それを認められない湊の描写はかなり痛々しいけど青春小説としてはよかったんじゃないかと思います。

ただ、そのラストがあからさまに投げっぱなし。
せっかくあそこまで引っ張ったのに最後あれで終わりかよ!みたいな……
このラストが違っていたら、たぶん今月のおすすめに入れていたでしょう。

では、まるでおすすめできないかというとそうわけでもなく、中盤は間違いなくよい青春小説だったんで、紹介させてもらいました。
うーん、かえすがえすも物語の畳み方が残念。


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