鷲見ヶ原うぐいすの論証
作者 :くずみしき:久住四季
絵師 :カツキ
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
作者の人の今までのシリーズ同様、超常的な能力が登場しつつも、そこに一定のルールを設けて、ミステリとして成立するように仕立てているのがポイントです。
が、まあそれはそれとして……ここはラノベサイトですし。
探偵役のうぐいすがやたらとラブリーなんですけどっ!
普段は冴える探偵としてかっこよいんだけれど、時折主人公の譲に見せるツンとデレの配分が絶妙で、これはまず撃沈されますね。
話の引っ張り方が上手いんですよね。
物語の冒頭から「魔術」「悪魔」という言葉をちらつかせているので、密室による不可能犯罪っぽいものが登場していろんな逃げ道が推理によって潰されていくとどうしても「魔術で全部解決なんじゃない?」と疑ってしまうわけです。でも、なかなか魔術は登場しない。
嘘を見破る能力なんて、ミステリじゃ禁じ手中の禁じ手能力にしか思えませんが、そういう要素を上手く処理してそれでもミステリとして進行してるのがいいです。
主人公や探偵役のうぐいすをはじめ、キャラクター的に使い捨てるにはもったいない濃さを持っているので、ぜひとも続編を期待したいところですがさてさて。
作品一覧
『トリックスターズC PART1』
『トリックスターズC (PART2)』
『ミステリクロノ』
『ミステリクロノ 2』
『ミステリクロノ 3』
『七花、時跳び!―Time-Travel at the After School』
トラックバック
著:久住 四季 イラスト:カツキ
「……うぐいす。その、勘違いだったら遠慮なく僕を殴ってくれていいんだけどさ。お前、もしかして僕のことが━━好きなのか?」
「……き、気付...
最近のコメント
12年 14週前
12年 27週前
12年 27週前
13年 2週前
13年 2週前
13年 32週前
13年 32週前
14年 16週前
14年 16週前
14年 33週前