名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

クロノ×セクス×コンプレックス 1

タイトル:クロノ×セクス×コンプレックス 1(小説:電撃文庫)
作者  :かべいゆかこ:壁井ユカコ
絵師  :デンソー
デザイン:?
編集  :?

最初、帯で「女子化! 魔法学校! タイムリープ!」というキャッチを見たときには、えーこれ全部ひとまとめにしちゃうわけ?どんだけカオスな内容になるんだろう……と思い、ついでに白状すると読み始めてほんのしばらくは「ほんとに大丈夫かこれ」と不安半分でした。
が。
いやはや、おもしろかったです!

最初に挙げたキャッチでおわかりのように”TS(性転換)”と”タイムリープ”が入ってますが、専門用語が乱発されたりとか、TS系のネタもあまりに濃すぎるとか、そういうことはないので幅広く楽しんでもらえると思います。ただ、専門用語は乱発しないとはいいましたが、あとがきにもあるように「時をかける少女」や「夏への扉」のリスペクト作品でもありますから、タイムリープネタをお望みの方も期待してくださいね!

時計屋の息子で平凡な少年・三村朔太郎は、高校への入学式へ向かう途中のお使いで修理品の時計を届けるようとして道に迷い、見知らぬ女の子とぶつかったことがきっかけで、入学予定とは全く違う高校に辿り着いてしまう。それどころか、「ミムラ・S・オールドマン」とみんなには認識されている。なぜなら、朔太郎の身体はどうみても女の子になっていたのだ!?

結界のようなものの存在により、そのまま少女のミムラとして魔法学校に留まる事を余儀なくされた三村は、やむを得ずその少女のまま魔法学校の初等科の生徒として過ごす事になる……。

お約束ですが、見た目はどうみても少女なんで誰一人入れ替わりに気が付く事もなく、さらにあえて言葉遣いなどは変えずそのままでいたら、”王子”が入ってるとしていろいろ注目を浴びることに。もちのろんですが、寮のルームメイトや友達もみんな女の子であり適度に百合ん百合んですええ(笑)
ルームメイトとのスキンシップやライバルとの対決とか、ほしい要素はばっちり入ってます!

タイムリープについては、あえてここでは言及しませんが、魔法学校で生徒が学ぶ魔法は「時間操作」の魔法なだけに時間跳躍とは切っても切れないのは間違いないところですね。今後の展開についても期待がもてるところです。


この作品の名台詞

「別にあれ啖呵じゃないし……それにかっこいいって、えーと、僕は女だよ?」
「それが何か? この寮には女子しかいませんよ。
オリンピア・スノ・メッシニがかわいらしいことは認めますが、ベクトルはお姫様系ですね。あなたのような”王子”を求めている女子もたくさんいると思いますよ。あなたには需要があります」
「需要、って人を商品みたいに……いやあの、王子は男の中から捜したら……?」
「男なんて馬鹿で野蛮で不潔で、息が臭いです」

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