名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
　

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Ｒｅ（アールイー）： バカは世界を救えるか？

投稿者： tonbo 投稿日時： 月曜, 2010/06/21 - 08:20
Ｒｅ（アールイー）： バカは世界を救えるか？
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タイトル：Ｒｅ（アールイー）： バカは世界を救えるか？（小説：富士見ファンタジア文庫）
作者　　：やなぎみとうき：柳実冬貴
絵師　　：いちようもか：一葉モカ
デザイン：？
編集　　：？
作者直営サイト：なし
絵師直営サイト：なし
特記事項なし

うおおお、これは熱い！
タイトルがタイトルだけにパロディメインかと思いきや、いい意味で騙されました！

中二病から卒業できない高校生が、ほんものの異能を手に入れ、なけなしの勇気を振り絞って少女を守ろうとします。黒枠にするか迷いましたが、序盤の中二病なヘタレイメージからの盛り上げ方が素晴らしかったので赤枠おすすめで！

校内でも有名な夢見る中二病患者の高校生・佐藤光一。その言動は日々周囲の人間をどん引きさせていたが、そんなある日一人の少女に助けを求められた光一は、とうとう非日常と遭遇して喜ぶ。だが、敵は本物の異能者で大ピンチ。その最中に、エセ天使が降臨し光一は異能を授けられるのだが、肝心の異能力はあまりにも使えない代物だった。どうなる光一！？

正義に溢れていたり、勇気が別にあるわけでもない、自分のことが第一だった光一が、周囲に対してハッタリをかまして強がってみせるうちに、ヘタレながらも徐々に本当の勇気に目覚めていくところが熱いです。序盤ではかなり救いようがないキャラなだけに、ギャップが大きくいやでも燃えるというもの。
定番の異能力っぽい設定ですが、なにしろ主人公が中二病なだけに逆に「これしかないな！」と思わせる説得力がありますね。世界の危機を救うには、まだまだ道のりは険しそうですがこれからの主人公の成長には期待が持てます。続刊が楽しみ！

この作品の名台詞

「俺は、少女を守る」
「……何故そう思う？　《一握りの希望（リプレイ）》さえあれば、世界を救うことができるのだぞ？」
「それは……その……こ、いいから……だ」
「……聞こえなかった。もう一度頼む」
「そっちのほうが――カッコいいからだ！

一人の犠牲で世界を救うくらいなら……俺は少女と世界の両方を守る道を探す！　そっちのほうがカッコいい！」

→解説

作品一覧

『量産型はダテじゃない!』
『量産型はダテじゃない! 2』
『量産型はダテじゃない!3』
『量産型はダテじゃない!4』
『Ｒｅ（アールイー）：２ バカは世界を救えるか？』
『Ｒｅ（アールイー）：３ バカは世界を救えるか？』
『Ｒｅ（アールイー）：４ バカは世界を救えるか？』
『対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚』
『対魔導学園35試験小隊 2.魔女争奪戦』

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