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対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚

タイトル:対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :やなぎみとうき:柳実冬貴
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?

やばいくらいに自分の趣味ど真ん中をぶち抜いてくれました。

「魔女」を狩る組織・異端審問会。その育成期間に通い、武力といえば銃であるにもかかわらず一切銃器がまともに扱えず、唯一の取り柄は剣のみという落ちこぼれの少年が、いかにして「魔女」と戦うのか!?

燃えます。あえてそれ以外の言葉はいらない。

かつて魔女とただの人間が争い、多大な犠牲の末に人間が勝利しどうにか復興。魔女が弾圧される世界。
魔女狩りを行う異端審問官育成のための組織で、金にために狩人を目指す少年・草薙タケルは、接近戦での剣こそ凄腕だが、それ以外の科目は壊滅的。そんなタケルが所属する第35試験小隊は、彼の他も問題児しかおらず、雑魚小隊と呼ばれ、落第の危機を迎えていた。
そんなある日、「魔女狩り」の資格をすでに持つ少女・鳳桜花が小隊員として補充されることになるが、彼女もやはり大きな欠点を抱えていて……。

銃器も登場する魔法アクションですね。
そこであえて剣で戦う。とはいえやはり剣は剣。まるで勝てず、そのためもあって隊長を一応やってこそいるもののまるで頼りない。
新しく入ってきた少女は問題だらけ。ああ、なんというど真ん中ぶり。
ネタバレを避けるためあまり多くは語りませんが、戦いの描写、逆境にもへこたれない主人公の決意など、主人公が無敵とは程遠い存在だからこそ燃えるのですよ!
大満足。早く2巻を読みたいです!


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