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疑似家族もの。
なんですが、なんだろうこのどこか妙ちくりんな感覚は。

キャラ配置とかが一見普通のようで「あれ？　これおかしくね？」って感じ。
さらにメインヒロイン格がここまでしゃべらないのもある意味すごい。
手放しにおすすめするところまでは行きませんが、不思議配置の疑似家族ものを読みたい方に。

親の仕事の都合で、引っ越しの多い少年・深栖仲仁。今度は一軒家にしばらく一人で住むことになったものの、そこには三姉妹が先客として既にいた。え、ここで住む場所あってるよね？
諸事情により、結局同居することになったが、家事がまともにできそうもない三姉妹を見かねて仲仁が料理や掃除などを買って出ることに……。仲仁の前途は多難？

キャラ配置が珍妙で、三姉妹の上の姉（高二）は愛想と心根はいいけれど生活力皆無。真ん中の少女（高一）は死ぬほど無口でコミュニケーションがまともにとれず、小四の末娘はやたら大人びているが、いちばんまともに会話が成り立つという具合です。
特にこの無口な少女・澄実は、いろいろ予想外すぎて吹きました。無口にもほどがあるだろう、とかいきなり1巻でそこまでいっちゃうのかよ！とか。一番コミュニケーション取れる相手が小学生ってのもある意味斬新かもしれません。まあ、正直誰にお勧めしたらいいのか困る部分もありますが、自分は2巻も読みます。

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