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デート・ア・ライブ 十香デッドエンド

タイトル:デート・ア・ライブ 十香デッドエンド(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?

「蒼穹のカルマ」の作者さんの新作。
なにせあっちが相当にぶっとんだ内容だけに、一体どうなるのかとドキドキしながらページを開けたわけですが……
設定的には王道の、現代が舞台のバトルファンタジーです。
ボーイミーツガールそのもの。

ただし、絶妙にひねってあって読み手を飽きさせませんね。
なによりも圧倒的に読みやすい! これは意外に大きな要素です。おすすめ。

原因などが不明の空間震によって、そこの空間丸ごとを消失させるという災害が多発する世界。それは精霊がこちらに現界するときの波動である。
今日から高校二年となる少年・五河士道(いつかしどう)は、いつもどおりの騒がしい日常を送っていた。そして、精霊と呼ばれる少女と遭遇する……。

世界を殲滅する少女との運命の邂逅!

設定だけをみれば、ほんと王道なんですが、なぜかこの出だしから、まともにやって精霊にかなう戦力はなし、したがって精霊をデレさせてなんとかするというわけのわからない設定が出てくるあたりがすでに尋常ではない気がします。
それでいて話はきちんとまとまってますし、このシリーズも期待していいんではないかと!


この作品の名台詞

「――だっておまえも、私を殺しにきたんだろう?」

→解説


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 火曜, 2012/01/24 - 21:56

著:橘 公司 イラスト:つなこ 「ほら、よく言うじゃない。恋をすると世界が美しく見えるって。━━というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」 「いや、そのりくつはおかし...

from monumenta librorum on 土曜, 2011/05/14 - 00:37

世界を滅ぼす精霊の少女と出会って、恋人になることを強制させられる少年が主人公の話。設定は典型的な落ち物の筈だが、何か微妙にテンプレートからは外しており、その意味では意外...