名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

月見月理解の探偵殺人 5

タイトル:月見月理解の探偵殺人 5(小説:GA文庫)
作者  :あかつきせんり:明月千里
絵師  :mebae
デザイン:?
編集  :?

異能力とただの頭いい人間が入り乱れて生き残りをかけての応酬「探偵殺人ゲーム」、ついに完結。
今まで無敵を誇っていた月見月理解、ついに追い詰められる!?

このシリーズで特徴的な部分を挙げておきます。
・ゲーム小説、ていうか人狼っぽい
・性格破綻したヒロインズ

この辺にぴくっと来たら読んでみてください。
正直はじめて読むと、暗黒ヒロインというか邪悪ヒロインというかとにかくあまりに「悪そうな」印象が強すぎるんですが、こういうキャラがちょこっとデレるとやばいんだようん。

ちょーっと強引な部分もありますが、イイ感じの落とし込み方ではありました。れーくんにラブな理解というレアな場面は破壊力高いよ!
(このシリーズ読んでるのとちょうどリアルタイムで、人狼を実際に知って、さらにはプレイしてたこともあってさらに臨場感もアップ。ああいう騙しあいがより身近に感じられました)

いやーそれにしてもほんとねじくれまがった性格の人ばっかりでしたね! 特にクライマックスと言える果無連里vs理解の対決は、なにをどうやったらこういう根性曲がり同士のつつきあいになっちゃうんでしょう。イラストの「目」のイっちゃった感もさらにそれを増幅してました。

そういうあらゆる布石がラストにつながりますよねー。
ま、とはいっても自分は月見月理解みたいな人間とは極力お近づきになりたくないですけどね!(笑)


この作品の名台詞

「俺様がこれから何をしようとしているのか本当に読めるなら、そんな悠長に構えてなんていられなーと思うんだがな?」
「ここからが本当の勝負だぞ、連理。お前は真実を抱えたまま溺れ死ね。俺様は――嘘でお前を殺してやる」

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