名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

青春ラリアット!! 2

タイトル:青春ラリアット!! 2(小説:電撃文庫)
作者  :せみかわたかまる:蝉川タカマル
絵師  :すみ兵
デザイン:?
編集  :?

暴走する青臭く、しかしどこか心地良い青春小説。おすすめ。

で、単純に青春小説という括り方だとイマイチなんかしっくりこないよなあ、と思いながら他の人の感想をのぞいていてぴったりくる表現に行き当たりました。
「バディ」ものなんですよこれ!
ハリウッド映画や海外ドラマで、刑事だか探偵だかがお互いにさんざん悪態をつきあいながらも、心の底では信頼して背中を任すというアレです。
宮本と後輩の長瀬の関係はまさにこれなんですよね。ええやん!

バカの極みである月島が前回全治一ヶ月の重傷を負い、入院。学園は平和を取り戻したかに見えたが……あっという間にヤツは帰ってきた!
月島に恋する毒舌少女・長瀬に巻き込まれる宮本の悩ましい日々が再び始まる……。

相変わらず長瀬からぼろ雑巾のごとくひどい扱いを受けている宮本ですが、あんだけボロカス言っといて能力だけはちゃんと認めてるんんですよねー。
これ、あえて宮本は彼女持ち(ロリだけど)、長瀬は月島一筋にして、わかりやすい恋愛関係にしてないあたりに好感が持てると同時に、シリーズならではの独自性になってます。


この作品の名台詞

「……忘れんなよ。おまえがどんなに自分を信じられなくなっても、おまえのことをヒーローだと思ってる奴がいるんだぜ。少なくとも――世界に二人は」

→解説


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