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僕はやっぱり気づかない2

タイトル:僕はやっぱり気づかない2(小説:HJ文庫)
作者  :のぞうみこうた:望公太
絵師  :タカツキイチ
デザイン:?
編集  :?

鈍感な主人公は、ラノベ最大のテンプレで「いくらなんでも気がつくだろう!」というツッコミを読者から受けつつ物語がすすむのが通例です。しかしまあ普通鈍いとは言っても限度はあるわけで。
が、気がつかないというそのことを作品の重要な鍵にまでしてしまったのがこのシリーズ。
これは非常にうまいやり方で、鈍感が芸にまで昇華されてます。2巻ですが改めておすすめ。
気になる人は1巻の紹介文も参照のこと。

周りに超能力者や、魔法使い、未来のエージェントの少女たちがいるのに彼女たちの異能にまるで気がつかない少年・籠島諦。あいかわらずの日常を送る諦は、ある日悪霊が憑いていると言われ、それを祓うために壺を買う。詐欺だった……。そんな彼のもとに転校生の少女が現れ、「悪霊が憑いている」と告げる。さすがに疑いを覚える諦だが?

さあ今度は陰陽師の登場です。そして謎の幼馴染みも。
今回は全体的にストーリーがシリアス調ですが、ぶっとんだ馬鹿も健在。自分の正体をごまかすための嘘に縛られて自爆する少女たちがだんだん不憫になってきました(笑)


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