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修羅場な俺と乙女禁猟区

タイトル:修羅場な俺と乙女禁猟区(小説:ファミ通文庫)
作者  :たしろひろひこ:田代裕彦
絵師  :笹森トモエ
デザイン:?
編集  :?

やべえええええ! こんなハーレムがあったのか! やられた。赤枠おすすめで!

「魅惑のデッド・エンド・ハーレム」とかなんぞや?と思いながら読み始めたわけですが……

5人の婚約者候補の中で、そのうち4人は主人公を殺したいほど憎んでいるなどというぶっとんだ設定だけでもう釘付けですよ! それなのに、表向きにはどこまでもハーレムなんだからすごすぎる。
では殺伐としているだけなのかといえば……いえいえ。そこはぜひ読んでください。

巨大財閥グループの会長にして父である遠々原十慈郎に、婚約者候補の少女5人から一人を選ぶよう告げられた息子・節。しかし一筋縄ではいかない十慈郎のこと、とんでもない条件がついていた。節が決めた結婚相手は遠々原グループを好きにして良いが、候補者のうち4人は節のことを殺したいほど憎んでいるというのだ!
ただ一人真の愛を持つ者以外を選んだ場合に待つのは……破滅。

天然なお嬢様、フランク、無表情、内気など、性格の異なる5人の少女は節の心を射止めんとしてくるので、見た目には完全にハーレム状態。でも、裏では本心なのかわからないという……うはあなんて似非ラブコメ! だがそれがいい。

ものすっごい続きが読みたい! 2巻よ来い!


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from monumenta librorum on 日曜, 2011/12/04 - 12:46

婚約者候補が五人も現れた少年が主人公の話。これだけだと、ハーレム物のエロコメみたいだが、そうではなくて、この五人の内四人は主人公の家を憎んでおり、残りの憎んでおらず、主...