名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/09/16 - の記事

戦鬼 ―イクサオニ―

タイトル:戦鬼 ―イクサオニ―(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かわぐちつかさ:川口士
絵師  :一之瀬綾子
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

影踏みシティ

タイトル:影踏みシティ(小説:ゼータ文庫)
作者  :あらいりゅうじ
絵師  :KEI
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

06/09/15 - の記事

本日の名台詞

争いは望まないけれど、上を目指せば競い合いは避けられない。競い合わなければ、多分、高みには行けない。競い合わずに高いところに辿り着けるのは、きっと、初めから高い場所を知っている人だけだと思う。
私は知らない。見上げただけ。そして、私が手を伸ばした先は、きっと、ずっと高い。


タイトル:七姫物語 (第4章)(小説:電撃文庫)
作者  :たかのわたる:高野和
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :空澄姫 (80 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

えーと説明は省略します(必要なら画像クリックでどうぞ)。

台詞解説。
ちょっと補足すると、空澄姫は新興都市七宮をかつぐ立場なので、背伸びをしないと他の都市とはなかなか肩を並べ、さらにはその上に行くことはできません。それと、姫自身は政治・軍事の天才でもなんでもなく、あくまで側近クラスがそうだというだけです。そういうもろもろの事情をすべて飲み込んだ上で、こういう発言が出てくるわけですが……ああ、やっぱりこの感覚、いいなあうん。

9/12~9/14深夜までメーラー不調でした。

9/12の昼頃から9/14の深夜あたりまで、メーラーが不調でした。(メールフォームは正常です)
見かけ上は受信したことになっているのに、なぜか受け取ったメールはゴミ箱ですらない暗黒空間に飲み込まれてしまい行方不明という謎状態で、しょうがないので暫定的にメール転送してしのいでます。
この期間内にメールを送られた方はお手数ですが、再送をよろしくお願いします。

七姫物語 (第4章)

タイトル:七姫物語 (第4章)(小説:電撃文庫)
作者  :たかのわたる:高野和
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:?
編集  :?

ああ、いつ読んでも実にいい……。刊行スピードがもうちょいあがってくれたらなあ、という以外の不満は何もありません。

一応は戦記もの、になるんでしょう。とある大陸の七つの都市の象徴として立つ七姫たち。都市間の政略・戦略の旗印として動く姫たちを中心として、国の形がどう動いていくかを描写する……と、ここまで書くと普通はアクションと駆け引きたっぷりの戦記ものをいろいろイメージすると思いますが、この作品はふつうの戦記ものとはかなり違います。

ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭~Chocolate in the cage

タイトル:ドリームノッカー―チョコの奇妙な文化祭~Chocolate in the cage(小説:電撃文庫)
作者  :みかげ:御影
絵師  :わかつきさな:若月さな
デザイン:?
編集  :?

演劇もの。
入れ子構造というか、劇中劇というかそれ以外の何かというか……読んでるうちにこんがらがってきて、きちんとした構造を把握するのにちょっと手こずるかもしれません。ほんとうはそれほど複雑でもないんですが、これは描写の仕方の関係かな?
あと、共学のはずなんだけどなんか男がちっとも表に出てこない(一応人物としては登場するんだけどちょい役ばっかり)ので、「???」と思ったら、なるほどゲームシナリオライターの人ですか

とらドラ! (3)

タイトル:とらドラ! (3)(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

圧倒的に読んでる人が多いようなんで、今更まともな紹介も不要な気のする、ハイテンションで暴走するラブコメ第三弾。
今回は大河と竜児の地盤固めみたいなところがあるので、物語としてはそれほど大きくは動きません。
でも、細かい部分のネタとか言い回しが相変わらずキレてます(笑)

06/09/14 - の記事

本日の名台詞

「……ヒーローなんて、存在しない」
「え?」
「そう、ヒーローなんて存在しない。あたしたちは、結局企業の広告塔。垂れ幕のついたアドバルーンに過ぎなくて、そこに正義なんて、本当のヒーローなんて存在しない――あたしはずっと、そう思っていました」
「……」
「でも、ある先輩が言ってくれたんです。別にそれでいいじゃないかって。思考が暗くなっちゃうのなら、逆に考えてみればいい。ヒーローが客寄せパンダなんかじゃなく、客寄せパンダでもヒーローになれるんだって。それがいいものであるなら、それで喜んでくれるなら、建前とか本当とかじゃなく、それでだれかが笑ってくれるなら、それはきっとすてきなことだって――あたしにそれを教えてくれた、その人こそ、あたしにとって本物のヒーロー、正義の味方、なんです」


タイトル:ジャストボイルド・オ’クロック(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エリカ・ケイティ・ゴールデン&ジュード (117 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品解説は画像クリックで。

さて台詞解説。
補足すると、この作品におけるヒーローというのは各企業都市が、自分たちの都市を防衛し、また防衛することで自分たちの都市が安全であるとアピールして人口を増やすために雇っている存在で、守り手であり、広告塔でもあるわけです。
でも、上の話は人々を守れるかどうかだけを考えればいいのだ、そういうことですね。

2006年9月 の新刊情報 GA文庫

「ジョン平とぼくと」って果たしてどうなんでしょう? とりあえず読む。

神曲奏界ポリフォニカ スパーティング・クリムゾン 榊一郎
シャムロック 「夕闇のイリュージョニスト ですぅ~」 沢上水也
ジョン平とぼくと 大西科学
ソルブライト 霊剣編 えとう乱星
デモンズサモナー2 薄暮の灯火 中里融司
伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~ 友谷蒼

伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~

タイトル:伊佐と雪 ~いとけしゆうぐれ~(小説:GA文庫)
作者  :ゆうやあおい:友谷蒼
絵師  :三日月かける
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

06/09/13 - の記事

『ライトノベル三大奇書ついに決定!』に反応してみる

ウィンドバード::Recreationにて、先日発表されたライトノベル三大奇書ついに決定!に反応してみることにします。

まず参考記事一覧(いずれもウィンドバード::Recreation内の記事)
●ライトノベル三大奇書を考えよう!
●ライトノベル三大奇書を選ぶための投票所
●ライトノベル三大奇書ついに決定!
●因縁つけ……
●知らない作品を知らないなりに評価してみる

さて、投票所による上位作品と三大奇書は完全に一致しているわけではない点に注意が必要ですが、ここで挙げられた三大奇書をみてみると……

絶望系 閉じられた世界(電撃文庫/谷川流/絵師:G・むにょ)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:むー)

ロクメンダイス、(富士見ミステリー文庫/中村九郎/絵師:dow)

では添削のお時間といきましょう。(……ねんのためいっとくけど、半分ネタですからね? 本気で意見してるとか取られると困るので……)

本日の名台詞

「待って待って! あたし怪しい者じゃないんです!」
「あっ・あー。そうだろうとも。襲撃に失敗したやつはみんなそういう。そして次にこういいだす。間違えました! 勘違いをしてました! 残念だったな。おまえの一番の間違いはこの世に生まれてきたことだ」
「やったじゃん! いいたがってたそのせりふ、ついに使うことができて!」


タイトル:ジャストボイルド・オ’クロック(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エリカ・・ケイティ・ゴールデン&ジュード&アル (70 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細は画像クリックで。
掛け合いも楽しいし、設定もいい感じ、なにより主人公かっこいいし、言うことないおもしろさ。でも、「悪魔のミ●タ」の続きもそろそろ読みたいなあ……(ボソ。

それでは台詞解説。
いきなりジュードに襲撃をかました相手とは? とまあそれは本編で楽しんでもらうとして、とりあえず掛け合いのテンポを見てもらうためにひっぱってみました。

ジャストボイルド・オ’クロック

タイトル:ジャストボイルド・オ’クロック(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

序盤、ちょっとクセのある文体に慣れる&設定を掴むまでが読みにくかったりしますが、間違ってもそこで止めたりしないように。
期待を裏切らないおもしろさでした。すっごい気に入った。おすすめ!

一度人類が破滅の危機に直面した後の未来。人類は脳に「珪素脳」を持ち、「家電」と共成しています。この辺の設定が最初ピンと来にくいかもしれませんが、序盤さえじっくり読むつもりになれば自然と頭に入るようになっているので安心してください。

06/09/12 - の記事

本日の名台詞

「……でも、それは違う。今なら分かるの。意味も理由もいらない。私がここにいることを許せるのは、意味を持たせることができるのは、結局は自分自身なんだって。たとえ周りの人達が私を認めてくれたのだとしても、私がそれを受け入れられなければ何の意味もない。だから、まず、自分を信じることから始めなくちゃいけないんだって……そう、私に教えてくれた人がいるから」
「だから私は、もう意味なんて求めない。そんなものがなくても、私は私、でしょう?」


タイトル:トキオカシ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :はぎわらまり:萩原麻里
絵師  :鹿澄ハル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :観池眞名 (287 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品解説は画像クリックで。

いわゆる自分探しに対する答え。

トキオカシ

タイトル:トキオカシ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :はぎわらまり:萩原麻里
絵師  :鹿澄ハル
デザイン:?
編集  :?

作者の人は、ティーンズハートやホワイトハートで執筆されていたのでご存じない方がほとんどでしょう。私自身は、たまたま2年ほど前にヒヨコ舎から出た「そらのこども」を読んでいたんですが、最初はつながらず、新人さんかと思いました(汗
うん、実におもしろかった! エピソード自体はまとまってますが、続編構想はしっかりあるみたいなんで、早く続きが読みたいです。

モンスターズ・イン・パラダイス 1 (1)

タイトル:モンスターズ・イン・パラダイス 1 (1)(小説:ウィングス文庫)
作者  :しまだりり:縞田理理
絵師  :山田睦月
デザイン:?
編集  :?

レーベルからしても全く接点のない方が大半だと思いますが、少なくともこの作品についてはBLではないのでご安心ください(笑)。ちなみに、作者さんの既刊である「霧の日にはラノンが視える」全4巻も、BLではないです。期待通りのおもしろさでした。

さて、簡単な紹介を。
「神話的人類」と呼ばれる異種族も分け隔てなく受け入れる国・アイオニア連邦の大都市ブルームフィールド市。そこに田舎からはるばる新米の捜査官としてやってきたジョエルの奮戦記です。
「神話的人類」恐怖症なのに、いきなり対神話的人類の専門部署に配置されてしまったジョエルの明日はどっちだ!?というようなノリだと思ってください。

06/09/11 - の記事

Novel JAPAN (ノベルジャパン) 2006年 10月号 [雑誌]

タイトル:Novel JAPAN (ノベルジャパン) 2006年 10月号 [雑誌](小説)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

うっかり発売されてるのを忘れるところだったのでメモ代わりに。
HJ文庫の母体に今後なっていくであろう、ノベルジャパンの創刊号です。
私まだ未入手ですが、玲朧月さんが感想を書いてるので参考にしてください。

●ノベルジャパン&HJ文庫公式サイト

本日の名台詞

「頑張ってよかったって思えるときがあるから! 強がるんじゃないの!! 一回折れたら、立ち直るのって大変なんだから! 一回でも『もーいっか』なんて思ったら、それっきりズルズル行っちゃうんだから! 口だけでも偉そうなこと言わなくてどうすんのよ! カッコなんてつけるわよ! 夢なんて見るわよ! 決まってんでしょ! 自己満足だって言われよーが、なんかできることやらなくてどーすんのよ! ただでさえお邪魔虫なら、余計ゴクツブシ扱いされるに決まってんじゃないの! 顔あげつづけるために必要なのよ! 毎回ガテップチにいるってのに、ノンキに『意味ある』頑張り機会なんて待ってらんないわ!」


タイトル:彩雲国物語 紅梅は夜に香る(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :ゆきのさい:雪乃紗衣
絵師  :由羅カイリ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :秀麗 (127 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

今更、説明の必要もなさそうな人気シリーズ。
官僚になって、人々を幸せにすることを願う少女・秀麗が女性蔑視の環境をはねのけ、周りの求婚愛情をかわして(笑)、成長しながら鷹見を目指す中華ファンタジーです。
けっこうシビアな現実をつきつけつつも、肩肘を張らない人物のやりとりなどがあって、作品への敷居が低いのが特徴ですね。

さて、それでは台詞解説。
がんばってがんばって……そのあげくに待っていたのは謹慎処分

06/09/10 - の記事

ライトノベル喫茶といえば……

●ラノベ専門喫茶ってどうよ?(リンク先の記事に対するコメントを参照のこと)
●妄想は具体化する…かも?ライトノベル喫茶の実現に関する妄想
●ラノベ喫茶についての覚え書き
●ラノベ喫茶を作るには(覚え書きの続き)

06/09/09 - の記事

本日の名台詞

「超高速装置兼武器なんだろう? 別にドリル型じゃなくても、タイヤ型でも羽根型でもいいんじゃないのか?」
「駄目です。
ドリルは素晴らしいものですよ」
「……はい?」
「はい、ドリルは素晴らしいものです」
「えっと、その……。素晴らしいって、具体的にどこが……」
「なにしろ回ります」
「はぁ……」
「ぐるぐる回ります。ぐるぐるです、ぐるぐる」
「まぁ……、回るよな。ドリルだし」
「はい、素晴らしいですね」


タイトル:グロリアスドーン(1) 少女は黎明に唄う(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?
キャラ :大空広大&ティセ (207 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

宇宙ものSFで、変わった知的生命体とのコンタクトもの。
特徴は、ドリルと不思議系クールです。(ぇ
台詞解説は不要でしょう。なにしろ素晴らしいものですからドリルは。

グロリアスドーン(1) 少女は黎明に唄う

タイトル:グロリアスドーン(1) 少女は黎明に唄う(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

あとがきでも書かれてますが……
今となっては貴重なライト宇宙もの。しかも設定がちょっと遊んでまして、特殊な地球外知的生命体とのコンタクトものなのですが、この生命体が宇宙船のような一面を持っていて、しかもなぜかドリルを装備!
さらにヒロインの口調が実に味わい深いです。不思議系クールとでもいいましょうか。

こうやって、またいつ完結するのかさんざん待たされる羽目になるのは目に見えてるんだろうなと思いながら、つい庄司作品に手を出してしまうんだろうなあ……

うらにわのかみさま(1)

タイトル:うらにわのかみさま(1)(小説:HJ文庫)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :龍炎狼牙
デザイン:?
編集  :?

すごくわかりやすく一言で表現すると、
もうひとつの「あそびにいくヨ!」です。
あとがきでも、人が死なない、お気楽なノリで、オタクなノリを交えつつの話だと書かれてます。
ですので、「あそびにいくヨ!」が気に入ってる方はこれも買っておきましょう。世界観も共通しているようです。

ゲノム・シード

タイトル:ゲノム・シード(小説:HJ文庫)
作者  :たかひらなるみ:高平鳴海
絵師  :藤城陽
デザイン:?
編集  :?

私は作者の人の名前を覚えてない(というか過去に作品を読んだことがない)のですが、富士見ファンタジアでも一冊本を出してる方だったんですね。などという前置きをしつつ。
変身ヒーローものです。団体ではなく単独ヒーロー。過去とか現在とかにいわくつき。
色んな意味でお約束な作りです。

06/09/08 - の記事

本日の名台詞

「なにか必ず理由があって人はなにかをする。いつか究極の科学だか数学だかで世界が説明できる。それはダメな男の子が夢想する、整然とした演劇のような世界。だけどそんなものはないし、永遠に来ない。前提として、いついかなるときでも理路整然とした世界なんてありはしない。偶然が重なり、ものごとは唐突に起こる。そして解決も納得もないままに流れ、エントロピーは増大していく」
「革命は起こらないし、大逆転も起こらない。輝かしいこと恐ろしいことがあったとしても、自分と関係のない場所でいつの間にか始まり、いつの間にか終わる。画面の向こうで、誌面の向こうでな。ここは平坦で退屈で、変化のないダルい世界。そこではダメな人間はいつまでもダメなまま。私たちは英雄や成功者どころか、失敗者や大犯罪者になることも難しい。何者にもなれはしないのだ」
「男の子は、おまえはそんなつまらない自分と世界に耐えることを覚えるべきだ。退屈と狎れあうのではなく、退屈を飼い慣らすべきだ。どこまでいてもすべてはダルいということが大前提とすべきだろう」


タイトル:TOY JOY POP(小説:HJ文庫)
作者  :あさいらぼ:浅井ラボ
絵師  :柴倉乃杏
デザイン:?
編集  :?
キャラ :山崎椎菜 (403 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

時間切れで解説の時間がないです(汗
さて、いくつか台詞を取り上げてみましたが、これである程度は作品の形が見えてきたかな?と思います。

06/09/07 - の記事

本日の名台詞

「榎本くんは今から私の下僕じゃないけど、私の大事な何かなの」


タイトル:うぶこい~初恋成就戦争なんだからねッ!!~(小説:ZIGZAG NOVELS)
作者  :?
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?
キャラ :百合園薫 (183 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

えー、この台詞一見普通の台詞にみえるかもしれませんが……
実際の文脈に沿って読むと撃沈必至です。すごい破壊力……。
至高のツンデレお嬢様。

というわけで。
全体としての評価はちょっと微妙とか先日書きましたが、それはあくまで設定の話で、エピソード一つ一つに関してはおすすめしたい部分がけっこうあります。わかつきさんの担当している百合園薫編はツンデレ好きならラストの展開で99.9%沈むだろうと思われるので、ちょっとそのかけらを切り取ってみました。なお、最大最強の部分は採用してません。気になる場合は自力でお確かめくださいませ。

ただの下僕から、ランクアップ!ということで。

彩雲国物語 紅梅は夜に香る

タイトル:彩雲国物語 紅梅は夜に香る(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :ゆきのさい:雪乃紗衣
絵師  :由羅カイリ
デザイン:?
編集  :?

新章突入! 謹慎中、なはずの秀麗の日常は色んな意味で相変わらず。そんな中、贋作騒動などが持ち上がりどうにも放っておけない秀麗は、独自に調査を開始するのですが……。

相変わらず秀麗は愛されまくってますねえ(笑

イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ

タイトル:イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざきりん:神崎リン
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

えー作者の人があとがきで「ネーミングセンスがない」とぼやいてましたが……タイトルに関しては「全くその通りです」としかいようが(苦笑 これで中身を想像つくのは宇宙人、未来人、異世界人、超能力者くらいなものだと思います。

さて、肝心な内容ですが主人公の一人称饒舌系な現代ファンタジー。第10回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作です。
公式の表現を借りると、「スネデレ少女と妄想系男子。年の差退魔コンビが迎える運命の夏!」だそうです。ついでに言うと、迷子の少女も物語の鍵を握ります。主人公19歳で、2人の少女は11歳及びそれ以下。「円環少女」に続け!ってことなんでしょうか(ぇ

多重心世界 シンフォニックハーツ 上.独声者の少年

タイトル:多重心世界 シンフォニックハーツ 上.独声者の少年(小説:スニーカー文庫)
作者  :ながもりゆうや:永森裕哉
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

上下巻なので、なんとも評価しにくい点はありますが……
少なくともお気楽に読もうと思っている場合には、この作品は向いてないかもしれません。
登場人物を覚えるのが大変なのです(汗

2006年9月 の新刊情報 電撃文庫

9月はかなり注目作多し。定番のシャナはいいとして……
「とらドラ3!」に、(悪魔のミカタはまだみたいですが)うえお久光ひさびさの文庫新刊「ジャストボイルド・オ’クロック」、七姫物語の4巻もついに来ました。

灼眼のシャナ XIII 高橋弥七郎
撲殺天使ドクロちゃん (8) おかゆまさき
とらドラ3! 竹宮ゆゆこ
アスラクライン (5) 洛高アンダーワールド 三雲岳斗
ジャストボイルド・オ’クロック うえお久光
れでぃ×ばと! 上月司

2006年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

SHI-NOは気が付けばもう3作目です。あの目がもうね、だめなんです(ダメ人間
「トキオカシ」の作者の萩原さんは、富士ミスには初登場ですが、既に余所で実績がある方なので期待できそうです。

SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔 上月雨音
かりん 増血記 (7) 甲斐透 原作:影崎由那
トキオカシ 萩原麻里