名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/04/07 - の記事

烙印よ、絆を宿せ。―SCAR/EDGE4

タイトル:烙印よ、絆を宿せ。―SCAR/EDGE4(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

偽造ができない人類の魂の情報を管理する烙印システムが作られ、そのシステムによってすべてが管理される社会で、傷(スカー)と呼ばれる魂の欠損と引き換えに超常的な力を持った人間たちの戦いを描写したアクションSF。
物質の持つ「記憶」をダウンロードすることで、先達の使いこなした技術を自らの者と出来る傷(スカー)を持つ少年・キズナの戦いもこれが完結編です。

……なんですが、実は前巻の刊行から1年経っているため、物語の細かい内容を全然おぼえていない状態でで読みまして……(汗 半ばこっちの頭がおいてきぼりのまま話が終わってしまったことが悔やまれます。
終わり方はネタバレってこともないでしょうから言ってしまいますが、納得のいく大団円なラストできれいに物語の幕を下ろしました。
キズナのラストの台詞はなかなか泣けるものがありますね。

ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪

タイトル:ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪(小説:HJ文庫)
作者  :ひかわれいこ:ひかわ玲子
絵師  :近衛乙嗣
デザイン:?
編集  :?

物語開始早々いきなり異世界に飛ばされるなり、襲ってきた騎士を殺して手に入れたのはなんと神の力。
「相手の神を倒した者は、その力を自分の者にすることが出来る」という神々が支配する弱肉強食の異世界で、右も左も分からないまま女神様になってしまったアキラと親友の桜羅子はいったいどうなるのか。
北欧神話をモチーフにした神の名前などが出てきて、それぞれの神の役割を想像したりできたりなどする点はおもしろいかも。
個人的にはベレー帽をかぶった表紙イラストに負けました(笑)
物語はまだまだ続くようです。ちょっと文体は軽めになってますが、さすががベテランが書いてるだけあってそつなく物語が展開します。

模造王女騒動記 フェイク・フェイク カーム・ブレイカー

タイトル:模造王女騒動記 フェイク・フェイク カーム・ブレイカー(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

コミカル系のファンタジー。
うちにあったガラクタの中に混ざっていたカプセルから出てきた美少女は、自称王女の身代わりアンドロイド。主人公の少年筐平はそんなことは全然信じなかったけれど、とりあえずめんどうを見ることに。どうにも常識を知らない少女の行動に振り回されるうちに、おかしなことに……。

んー、まあぶっちゃけ榊一郎作品では定番中の定番の王女ものってところでしょうか。続くようです。

レヴィローズの指輪 彼方の約束

タイトル:レヴィローズの指輪 彼方の約束(小説:コバルト文庫)
作者  :たかとおさや:高遠砂夜
絵師  :おきやいちこ:起家一子
デザイン:?
編集  :?

長い上に完結してしまった作品の外伝だし、うちの客層で読んでる人はあんまりいないだろうからざくっと感想だけ。
ダリィの存在感強すぎです。
書き下ろしの短編では、どうも本編で行動原理がイマイチ謎だったグレイの謎が明らかにされるんですが、その書き下ろしがかすむくらいダリィはすっかりジャスティーンをはじめとした他のキャラクターを食っちゃってますねえ。
今度は外伝で「ダリィの冒険」とかやりませんかね>無理

2007年4月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

GOSICKs III ―ゴシックエス・秋の花の思い出― 桜庭一樹
ぼくのご主人様!?4 鷹野祐希