名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/04/12 - の記事

本日の名台詞

「じゃあ、責任を感じてるの? 僕らが引っ越さないといけないのは自分のせいなんじゃないかって、そう思ってるの?」
「そうだよ。錬のせい。モスクワ軍が錬を追って来てるから、急いで逃げないといけないんだ」
「――でも、良いじゃない。家族なんだから」
「錬は弟で、僕はお兄さんで、月夜はお姉さんなんだから。弟が困ってるんだから僕らが何とかするのは当たり前。誰のせいかって言われればたぶん錬のせいなんだけど、でも、錬はそのことで僕らに謝ったり悩んだりしなくて良いんだよ」


タイトル:ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?
キャラ :天樹真昼 (264 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の説明は省略。

軍に追われているせいで、転々と住居を変え続ける錬は、真昼兄と月夜姉に対して責任を感じていて、でもそれを兄はすっぱり一言で斬って捨てるのでした。

ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉

タイトル:ウィザーズ・ブレイン VI 再会の天地 〈中〉(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

なんとあの!ウィザーズブレインがたったの数ヶ月で新刊を!とか思ったら、中巻でしたか。納得しました(ぇ

待機制御衛星の暴走により、太陽の光が地上に届かなくなったため食糧生産の一切を人工の食糧プラントに頼らざるを得なくなってしまった世界の物語。
I-ブレインを脳に埋め込んだ魔法士と呼ばれる特殊能力を使う人間が力を持ち、魔法士同士によるバトルが展開します。貴重なSFでもあり、戦闘描写が非常に独特でもあり、(主要キャラはそうでもないけど)一般市民はわりと死人が出やすい物語でもあります。
世界観の作り込みが見事で、一度取り憑かれると1年に1冊しか新刊が出なくても、「何年でも待つぜ!」という気にさせる傑作。

なお、この巻では敵味方という括りが非常に曖昧になっていて、いろいろ夢の組み合わせが見られます。いや、この先どうなっちゃうんだこれ。ホントにあと1巻で一区切りつくのかなあ。下の上巻とか出たりして。まあこのシリーズに関してはどこまでもついていきますとも!

十三番目のアリス (3)

タイトル:十三番目のアリス (3)(小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?

平たく言うと人体改造によって超強くなった体を持った少女たちのバトル&ツンデレお嬢さまが主役のラブコメ。
今回は短編&中編集です。
アリス以外のキャラにスポットを当てた外伝みたいなもので、特にあの稀代の変人(爆)宮田怜奈の過去話が出てきたのはよかったです。あの何考えて日常行動してるのか行動規範が理解不能な怜奈のことが少し分かるかも……
『男風呂』をのぞこうとするその精神はあっぱれすぎです。

リリアとトレイズ VI 私の王子様 〈下〉

タイトル:リリアとトレイズ VI 私の王子様 〈下〉(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

え、あとがきを素直に信用するとこの巻でこのまま完結って事もあり得るの?
ともあれ、王子様編はこれにて終了です。
さすがにいろいろそつなく安定したおもしろさを保ってますね。

ところでリリアとトレイズって、立場上はリリアが平民、トレイズが王子様なわけですが実際の物語構造は、王子様がお姫様を助けに行く、ある意味由緒正しきヒーロー譚になってるんですね。リリアっていっつも事件解決の役には立ってないなあとか思っていたけれど、個人的にはそれで腑に落ちた感じ。
ただ、せっかく助けたあげく最終的に鉄拳制裁を喰らう羽目になるトレイズはご愁傷様としか言いようがないです。

まあそのなんだ。がんばれ。……あ、あらすじ紹介しなかった! ま、いいや。

2007年4月 の新刊情報 GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾン シリーズ4巻 限定BOXセット 榊一郎
秋津島 斎なる神のしもべ 鷹野祐希
ブラックマジック 柿沼秀樹 原作:士郎正宗
伊佐と雪 ~おだけしあした~ 友谷蒼
神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト 高殿円
ボクの紫苑2 本田透
ソルブライト 伝承編 えとう乱星

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾン シリーズ4巻 限定BOXセット【特典・オリジナルストラップ付き】

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ クリムゾン シリーズ4巻 限定BOXセット【特典・オリジナルストラップ付き】(小説:GA文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

まあ一応、今から買い始めようと言う方にはこんなものもありますよということで。
ただ、基本的にポリフォニカシリーズはせっかく手をつけたのなら全シリーズ読んでおいた方がいろいろとおもしろいです。

ブラックマジック

タイトル:ブラックマジック(小説:GA文庫)
作者  :かきぬまひでき:柿沼秀樹
絵師  :椿春雨
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ボクの紫苑2

タイトル:ボクの紫苑2(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :百瀬寿
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)