名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/04/11 - の記事

本日の名台詞

「キ……じゃない封印って、どうしても唇じゃなきゃいけないのかな? 刻印の方で試してみるってのは……ダメ?」
「意気地なしめ」「意気地なしです」「……意気地なしっ」


タイトル:タロットの御主人様。(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :YUKIRIN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :四阿秋人(あずまやあきと)&? (232 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

すごく強い効果を持ったタロットカードを回収して回る羽目になった陰陽道の名家……の落ちこぼれの少年の話……なんですが、作品紹介でも書きましたが改めてこっちでも。
タロットの封印にも効果発動にもキスしないとダメ(爆)
タロットそのものの設定とかもけっこうおもしろいんですが、正直その辺の設定がすべて吹き飛びますねこれで。というわけでラブコメ分を補給したい方に全力でおすすめ。

タロットの御主人様。

タイトル:タロットの御主人様。(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :YUKIRIN
デザイン:?
編集  :?

なんか清々しいくらいに割り切った設定が気に入ったので(笑)おすすめ。

陰陽道の占家・四阿(あずまや)家の跡継ぎで、東洋のカサンドラと言われる偉大な祖母を持つも、自身は落ちこぼれで半端な能力しか持たない少年・秋人。幼馴染みで分家筋の結夏にもいつもバカにされている。そんな彼に突如舞い込む大きな依頼とは……
強力な効果を持ち、現実に浸食する能力のあるタロットカードの設定もなかなかにおもしろかったのですが、それよりもなによりも……
「タロットカード」の支配も、効果発動にも鍵となるのはキスという設定(笑)が実はこの作品の肝だと思います。ていうか明らかに狙ってやってるね!

ディストーション 屍鬼の女王

タイトル:ディストーション 屍鬼の女王(小説:電撃文庫)
作者  :おかだけいすけ:岡田圭介
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?

伝奇もの。
幼馴染みの三姉妹の長女とホラー映画を見に行った帰りに襲われて、少年は重症を負い、里美は怪物に連れ去れてしまいます。さらにその半年後に今度は次女も連れ去られてしまい、かすかに残る記憶から怪物の仕業だと確信した少年は、犯人を突き止めに動くのですが……。

ちなみにあとがきには「デスメタルを題材にしたホラー」ということでしたが、コミカル系ではないもののそれほどグロいわけではなく、なによりデスメタルがなくても話は成立するので、題材としては定番です。