名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/26 - の記事

樹海人魚

タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

個人的にひいきしてる中村九郎新作です。
最初に断っておきますが、相変わらず序盤は読みにくいです。開始数ページで早くもつまづく可能性が……
ただし、序盤さえ越えてしまえば、なんと普通に伝奇ものとしておもしろいよ!
しかもラブストーリーだよこんちくしょう!
今まで発表された作品の中では、一番物語展開がすっきりしてます。
庶民ナイズされすぎて烈な個性がなくなると、個人的には寂しいものがありますが今ぐらいのバランスだと個人的にはちょうどいいかな?
アリフレロに比べ、一段と進化してきました。
(ひいきも入ってることは全く否定しませんが)この個性は魅力的。おすすめです。

マージナル

タイトル:マージナル(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<大賞>受賞作。サイコ・サスペンスものです。
ジャンルがジャンルだけに、殺伐として病的な内容になりがちなので誰にでもおすすめするには厳しいですが、描写される心理状態などはかなり真に迫っています。
主人公がいつ凶行に走るのか読んでてハラハラしっぱなし。シリアスでサイコな内容が大丈夫ならおすすめ。

ガガガ文庫の帯は、果たして吉と出るか凶と出るか。

さてさて、5月24日に小学館のガガガ文庫が創刊されました。
わたしもいまいろいろ消化している最中ですが……みなさんは、店頭でガガガ文庫についている帯はもうご覧になりましたか?

まだの方は下の記事のディスプレイ写真をご覧ください。
●ガガガ文庫創刊 「業界のカリスマ田中ロミオがラノベ界にご降臨。」
おわかりでしょうか? 帯が全部おなじなんですよねこれ。