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トリックスターズC PART1

タイトル:トリックスターズC PART1(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

貴重なライトノベル・ミステリ。
日本で唯一魔学部の存在する城翠大学に、世界で6人しかいないという魔術師のうちの一人が教授として招聘されて来た。それをきっかけとして巻き起こる、魔術によるミステリ。魔術を万能の物ではなく、科学のように体系的で、かつ不可能なことも多い学問として捉えることで、ミステリとして成立させているシリーズです。
この巻では、城翠大の学祭になくなてはならないあるものが盗まれ、その犯行予告&犯行声明を「アレイスター・クロウリー」を名乗るものが残していったことからはじまる推理劇ですね。

ライトノベルで重要となるキャラクター性、そして必須事項ではないもののおそらくこれがあった方が人気が出るであろう非日常性、この2つとミステリを両立するのは非常に難しいため、なかなかシリーズとして成立しないのが現状です。そんな中で、数少ないシリーズ作品として健闘しているトリックスターズにはぜひともがんばってもらいたいところです。


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