名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

図書館革命

タイトル:図書館革命(小説:メディアワークス)
作者  :ありかわひろ:有川浩
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

「図書館戦争」シリーズ完結!
ifの未来で、あらゆるメディアに対する検閲が合法となってしまった日本で、唯一検閲に対する対抗権を持つ図書館が、検閲を実行しているメディア良化委員会の武装を伴う超法規的検閲に、同じく武装を許可された図書隊で対抗……とまあこれだけ読むと表現の自由をテーマにした思想小説のような印象を受けるかもしれませんが……。
一流のエンターテイメント小説であり、こっぱずかしい恋愛ストーリーでもあるのです。

いやーそれにしても完結にふさわしい熱さでした。ストーリー展開にも最後までハラハラさせられっぱなしでしたね。
郁の恋愛模様にはニヤニヤしっぱなしです。
女性読者にはきっと手塚は人気なんだろうなー、たいしたツンデレだしなあ、などといろいろ想像して盛り上がってました。
完結のご祝儀も込め、赤枠で応援させて頂きます。
できれば買ってがっつり読んで欲しいところですが、この本であればかなり図書館関係でも話題になっているので、保有確率が高いので図書館で借りるのも手です。
ただしアニメ化も決まったばかりなので、予約争奪戦になるかも。

ほんっとにいい物読ませてもらいました。


この作品の名台詞

「堂上教官、ちょっとかわいいかも」
「お前こそ」
「はい?」
「顔が違う、いつもと」
「な、何がですか! どこがですか!」
「いつもより女っぽい」
「そ、それは……!
プライベートで外出するんだから、お化粧くらいしますよ! でも薄くだし……! 変ですか、変なんですかあたし!?
ちょっとトイレで確認っ……」
「おかしいとは誰も言ってない」

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