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ミステリクロノ 2

タイトル:ミステリクロノ 2(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

ライトノベルとミステリを両立させようとするとなかなか難しいのですが、前作トリックスターズを含めこの作者の人はエンターテイメント性やキャラクター性を損なわず、ミステリになっていておすすめできます。
ミステリなんてどうでもいいという人は、真理亜の「手のかかる妹」パワーに毒されるがいいのです。「んう?」とか、仕草を想像するだけで悶絶です。

ちなみにこのシリーズは、生物の時間を巻き戻すことのできるアイテムをなくしてしまった天使が罰として人間にされてしまい、おとしたアイテム7つを再び回収する話。このアイテムにもできることとできないことをきっちり定義し、さらには回収しているのは元天使なので超常的な力は一切使えないため、やる人がやれば犯人の推理が可能になっています。
……私はもとから謎を楽しみこそすれ解く気が全然ないので、ミスリードにことごくひっかかりまくりですええ(笑)
また、物語としてもなかなかひねりが入っていて、そうそう単純なめでたしめでたしにはたどりつきません。最後の1ページまで心してお読みください。いやー今回もものの見事に騙されました。


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from 愛があるから辛口批評! on 日曜, 2007/12/30 - 10:50

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