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いちばんうしろの大魔王ACT5

タイトル:いちばんうしろの大魔王ACT5(小説:HJ文庫)
作者  :みずきしょうたろう:水城正太郎
絵師  :いとうそういち:伊藤宗一
デザイン:?
編集  :?

将来の進路を100%正しく判定する機械で『魔王』と指弾されてしまった少年・阿久斗。なまじ能力があり、頭の回転が速く正義感が強すぎて融通が利かないために、どんどん周りから魔王との心証を強くして、にっちもさっちもいかなくなる魔法アクション+ラブコメ……なんですが、今回はストーリーに一区切り(売れ行きは好調でまだ続くみたいです)として、機械仕掛けの神編決着。

なんてこった! シリアス一辺倒の上に哲学じみた話まで飛び出して、エロのかけらもないよ!

空気を読むのが絶望的に下手な阿久斗が意図せずにどんどん話をこじらせていくのが楽しみな一人としては、仕方ないとはいえちょっと寂しかったですね。ただ、さすがはこのシリーズだけにラストは期待を裏切らない展開になってます。こうじゃないとね!

それにしても阿久斗と絢子は、相性がいいのか悪いのか。あの間の悪さは特筆ものだ……。


この作品の名台詞

「これからお前たちを裏切る!」
「正義も家柄も私たちを救わなかった! 私は私が愛した男のために生きる! この裏切りは愛だ!」

→解説


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from 螢キ荳ュ蝨 on 金曜, 2009/03/06 - 18:33