名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

薔薇色にチェリースカ 2

タイトル:薔薇色にチェリースカ 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :ネツマイカ
デザイン:?
編集  :?

キタキタキター! 設定の説明とか一通り主要人物の紹介とかにページを食われて、パワー不足な一面がありましたが……
2巻で完全にスイッチが入りました。逆境そして絶望という心理描写、そしてそのからの脱却、そういうシーンはやはり素晴らしいものがあります。
銀盤カレイドスコープでもそうでしたが、極限状況を書かせたら海原零はやっぱり素敵すぎ。
おすすめ。もし今から「薔薇色にチェリースカ」を読まれる場合は、できれば2巻までは一気読みを推奨します。

マシュテバリ学園で、不幸な過去の出来事が原因で、今は学園の理事長の手先となり、学園中から嫌われ「犬」と揶揄される日常を余儀なくされているヒロ。
そんな彼がある日、しゃべるヘビに変身する謎の美少女・チェリースカと運命の出会いを果たします。
1巻では生徒会のような組織・優生会との闘争がメインでしたが、2巻にきてチェリースカの秘密がいろいろと明らかに。
一気におもしろくなってきました。
また、イラストや日常、さらには戦いの上での描写が妙にエロいです。巻頭のカラー挿絵なんかもうね、けしからん限り。
ツンデレかつ複雑な経緯を持つ幼馴染みの少女も出てくるし、恋愛要素の今後の行方も含めて非常に楽しみです。
とりあえず有刺鉄線はヤバい。


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