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ふしあわせなら手をつなごう!

タイトル:ふしあわせなら手をつなごう!(小説:電撃文庫)
作者  :ひびきてんせい:日比生典成
絵師  :田上俊介
デザイン:?
編集  :?

『あなたの憎しみにふさわしい呪いを。ただし、ふさわしい報いが訪れることになる』
必要とする人の目だけに映るという神呪屋。その神呪屋の息子で、人の幸福と不幸の天秤が見えてしまい、さらに人が不幸なとき自分の幸福を分け与える能力を持つ優哉を中心とした物語。連作中編形式。
人との絆、優しさについて再認識するような話です。

なにしろ『呪い』を扱っているだけに、その内容はけっこうシリアス。登場してくる
各キャラの背負っている過去も重いです。最後は幸せの方が勝つのでそこは安心して読んではいられるのですが。
ちょっとおもしろいな、と思ったのは呪い屋自身も物語の一登場人物として、話を解決
する側ではなく、混乱を助長する側に回る話も出てくること。これはいい見せ方ですね。


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