名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ねくろま 6。

タイトル:ねくろま 6。(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :じろう
デザイン:?
編集  :?

平坂読はどこまでも平坂読でした。

正直、この話はどうまとめるんだろうな、と思っていたんですがそう来ましたか。
というわけで死霊術によって半端に蘇った衝撃の?彼女うんぬんよりも、すっかり裸の頻出するラブコメという認識でいたこのシリーズも完結。
(あ、後日談?外伝?が一冊出るらしいです)

ラストは実に「らしい」幕の引き方だったと思います。
最終的な落としどころ自体は、特に突飛なものではないのに、その過程がどこかおかしいという……。
ともかく完結めでたい。
そして偽ソリスは夢に出そう(さっき打ち間違えて嫁に出そう、という恐ろしいことになっていた)です。責任とってくれ!


この作品の名台詞

「愛する人のために自分が死ぬ覚悟だとか! 自分の目的のために誰かを犠牲にする覚悟だとか! そんなのはやっすいお子様向けの英雄物語の中だけでいいんです! イマドキはやっぱりラブコメですよ! ラブコメをしましょう! 誰も不幸にならない、みんなが幸せに笑っていられる最高に馬鹿馬鹿しくて楽しいだけのラブコメをしましょう!!」
「我々!! ラブコメ要員一同はッ!! キモい覚悟がどーとか犠牲がどーとかやっすいお涙頂戴ファッキン燃え展開の撲滅を宣言します!」

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