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くいなパスファインダー

タイトル:くいなパスファインダー(小説:一迅社文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :きくらげ
デザイン:?
編集  :?

地球は無数の破片(ゾーン)に引きちぎられ、他の世界の破片と結びつき、ゲート・ワールドの一部となった。
そして人類より遙かに強い異星の生命によって人類は激減し、ゲート同士の通行もままならない。

「円環のパラダイム」と同一世界観で、また新たな物語。

一応前作を読んでなくとも大丈夫なつくりにはなってますが、基本的な設定周りについてはやはり前作を知っていた方がいいかも。
探求者(パスファインダー)のくいなを物語の中心に据えることによって、前作よりも軽めで取っつきやすくなってますね。
ヒロインのくいなが、萌えるんだこれが!

好奇心が旺盛で、正義感も強い少女・北大路くいな。かつて強大な力を手に入れながらも仲間をすべて失い、自暴自棄になっていた少年・白滝俊平はくいなに拾われ、以降くいなの暴走ぎみな毎日につきあっていく。同じように、くいなに救われた知丹那美やアネットと共に、ゲート・ワールドの探求は続く。

ヒロインのくいなが、無口キャラだったので当初「存在感薄くなるんでは……」などと思ったりもしたんですが、これが意外と要所要所でツボに来るキャラ。そしてとどめがありまして……あああああ、言いたい! けど言えない。要点はくいなが無口なのは、自分の言いたいことがうまく言葉に出して表現できないだけ、というところ。これがあるシーンで、もうきゅんきゅんきますよ!


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from monumenta librorum on 火曜, 2010/09/14 - 20:23

『円環のパラダイム』の外伝というか、同じ世界で、主人公は全く別になっている。文明の崩壊した地球を舞台に、探索を続ける話になっている。ヒロインは、割と特徴のあるキャラにな...