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白夢 放課後の霧使い

タイトル:白夢 放課後の霧使い(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :るろお
デザイン:?
編集  :?

現代学園伝奇もの。

割とオーソドックスな内容ですが、ところどころの台詞なんかに燃えが詰まってます。
……相変わらず燃え重視で、不思議なくらい恋愛は置き去りっぽいですが(笑)

両親を事故で亡くし、白雲学園へと転校してきた少年・深森榮一。
彼は転入のため、理事長の娘・雪姫と学園へ向かう途中、正体不明の化け物に襲われる。
霧と一緒に現れるその化け物達は”はぐれ”と呼ばれ、学園を狙っているという。”はぐれ”と戦う霧の能力を持っていることがわかった榮一も、他の学園の仲間と共に戦おうとするが……。
4年前に記憶をすべて失ってしまった榮一に隠された秘密とは?

アクション成分が多めで、燃え重視ですね。
端々の台詞がかっこいいものがいくつもあります。
ただ、この作者さんの書く作品の特徴を新シリーズも見事に継承してしまっているのかどうか、少なくとも1巻の段階ではメインキャラ同士の恋愛要素が発展しそうな気が『全く全然これっぽちも』しないのがらしいと言えばらしいです(爆)


この作品の名台詞

「あたしたちは、負けられないのよ」
「あんたは、わかってない。自分の力の意味を理解してない。あたしとあんたは、特別よ。他の奴なら、逃げてもいい。誰かがその穴を埋めてくれる。だけど、あたしたんたが欠けたら、その穴は、何をしても埋まらない。力を持つってのは、そういうこと。あんたには……ねえ、その覚悟がある?」

→解説


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トラックバック

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from monumenta librorum on 日曜, 2009/07/19 - 00:44

4年前より以前の記憶のない高校生の主人公が山奥の全寮制の高校へ転校して、化け物との戦いに巻き込まれる話。割とありがちな感じの設定ではあるが、結構、設定自体は凝っていそう...

from 萌えレビュ! on 火曜, 2009/06/23 - 22:25

富士見ファンタジア文庫のラノベ、『白夢(スノーミスト)放課後の霧使い』(瀬尾つかさ先生原作、るろお先生イラスト)が発売中です。
表紙はヒロインの白雲雪姫(...