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誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。

タイトル:誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。(小説:電撃文庫)
作者  :おかゆまさき
絵師  :osa
デザイン:?
編集  :?

タイトルからしてあざとさ全開の話だろ、と思ったら別に間違ってはいないけど読み終わってみると「イイハナシダナー」となんとなく感じてしまう不思議。

さすがおかゆまさき、というべきか安心して読めますね。
物語展開にしても狙いまくったあざとい作りのはずが、なんか微笑ましいというか……。
実のところ、スピカの「◯◯だにゃん」という語尾は読んでて個人的には疲れるんですが(笑)、それはそれとして綺麗にまとまってますし読みやすいので、タイトルを見て忌避感がないのであればおすすめ。

いたって普通の高校生・浮原透は、ひょんなことから人生初のメイドカフェ入店を果たし、そこで堅物で有名なクラスの委員長・鈴木未翠がメイドのスピカとして働いているのを知ってしまう。
そしてどこでどう間違ったのか、なぜかスピカが自分の専属メイドなることに!?

……なにを言ってるのかわからないと思うがそういう話なんだうん。
話自体はまあベタです。猫耳メイドに萌える人にとっては「にゃんにゃんタイム」はやばいでしょう。そつなく上手いなあ。キツイ委員長の顔と、透に甘えるメイドさん、このギャップ萌えを楽しむ話でもあるかな。

ただ、自分は語尾でお腹いっぱいというか、むしろ委員長口調の方が好きですが、これはもう個人の嗜好というしかないな!


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