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獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに

タイトル:獅子は働かず 聖女は赤く 2 あいつも昔はイイ子だったのに(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

ストーリーラインそのものはけっこうシリアスなはずなのに、メインキャラのネジが数本ぶっとんでいるため独特の中毒症状があるハイテンションな会話が冴え渡るファンタジー(コメディ分多数)第二弾。

私はよく、コメディとシリアスをかぎりなく同時進行に近いレベルで押し通す例として川上稔と林トモアキを引き合いにしますが、ここに八薙玉造も加えて3強としてもいいんじゃないか、くらいには思ってます。

さて2巻は、と。
ユリウスの過去につながる新キャラ出てきました。

すいませんなんか変なテンションで書き始めた結果、あらすじにまるで触れませんが気にしないでください。
アンナさんは相変わらずです。しかしまあすごいヒロインですよねこの人。全くあてもないのに知らない街をさまよってあっさり道に迷うわ、テンパると問答無用で刃物振り回したり人をぶん投げたり。基本人を疑うことを知らないんで聖職者たるカリスマ性がすごいのはよくわかりますけどね!

影のヒロイン?たるお師様ことサロメは、あんたほんとに人生の先達なのかっていうくらい考えなしで目先の欲望にも弱くて……作中の描写をみてるとすごい魔女だって言うのを疑いたくなるレベルです。

ユリウスが結局一番まともなはず。
あまりにも周りが濃すぎて、流されまくったあげくに変態みたいな所行ばかり繰り返してますが……本性じゃあない、よ、ね?

唯一の常識人コルネリアさんにがんばってもらいましょう、敵だけど。
かわいさ余ってなんたらだけど。


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