名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レーベル別

08/07/08 - の記事

アニスと不機嫌な魔法使い

タイトル:アニスと不機嫌な魔法使い(小説:HJ文庫)
作者  :はなふさまきお:花房牧生
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

第1回ノベルジャパン大賞<奨励賞>受賞作。
いつまでも若いままの容姿の呪いをかけられた凄腕の魔導士シドのもとに、暴走体質のゴーイングマイウェイ少女アニスが引き取られてきて引き起こす騒動。
魔法ファンタジーです。
突っ走りがちな少女にツンデレ魔導士(男)という構図は少女小説的な部分があって、女性にも楽しんでもらえると想います。

彼女は眼鏡HOLIC

タイトル:彼女は眼鏡HOLIC(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :ともせしゅんさく:トモセシュンサク
デザイン:?
編集  :?

第2回ノベルジャパン大賞<優秀賞>受賞作。
一言で言えば眼鏡萌えをネタにしたバカ小説。
ちょこっと新人さんということで甘めの評価ではありますが、くだらないとも言える眼鏡に対する愛が存分に語られていておもしろかったです。
あと、百合妄想の余地がある点も密かなポイントかもしれません(笑)。

ミスティック・ミュージアム

タイトル:ミスティック・ミュージアム(小説:HJ文庫)
作者  :ふじはるみやこ:藤春都
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?

第2回ノベルジャパン大賞<佳作>受賞作
19世紀のイギリスを舞台に、レポートに追われる普通の大学生と、大英博物館に収められたとある女神像に宿った女神によるボーイミーツガール?です。
いや、女神様をガール扱いしていいものかどうかわかりませんが(笑)

たま◇なま~こわいものはありますか?~

タイトル:たま◇なま~こわいものはありますか?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

最初は鉱物生命体が意志を持った状態で人に憑依したことから来る人類との認識、特に死生観のズレ、虚無感がテーマになっていたところがあったんですが最近はアクションありのラブコメにシフトしつつありました。
そして今回は学園祭。いっそうラブコメシフトは進んでます。
いわゆるアヤナミ系のキャラ、蒼美空まで学園に転校してきていっそう賑やかに。

シフト 2―世界はクリアを待っている (2)

タイトル:シフト 2―世界はクリアを待っている (2)(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :STS
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫

タイトル:オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫(小説:電撃文庫)
作者  :おきたみやび:沖田雅
絵師  :うなじ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/07/07 - の記事

スクランブル・ウィザード

タイトル:スクランブル・ウィザード(小説:HJ文庫)
作者  :すえばしけん
絵師  :かぼちゃ
デザイン:?
編集  :?

第2回ノベルジャパン大賞<大賞>受賞作。
HJスクランブル・ウィザード

先日は時間が無くて紹介できなかったので、改めて。
亡くなった姉の背中を追いかけて、魔法戦闘を専門とする特殊部隊に所属する魔法士となった十郎。
とある事件での懲罰人事により片田舎の法士養成校に教官として赴任することになるが……。
魔法アクション。舞台は学園。教師と教え子のラブ!
ひねくれ者の新任教官と、ちょっと気弱だけど強い芯を持った少女が出会う物語です。
非常におもしろかったです! 大賞受賞は伊達じゃないですね!

応援の意味も込め、赤枠おすすめとさせていただきました。

花園のエミリー―鉄球姫エミリー第三幕

タイトル:花園のエミリー―鉄球姫エミリー第三幕(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :瀬之本久史
デザイン:?
編集  :?

素行などに問題のありまくるお姫様エミリーが主役のファンタジーアクション。
タイトルがタイトルなので、ソフト路線かと思ったら……
やってくれたよこの作者は!!
1巻の路線が帰って来ちゃったよ!

明るい家族砲計画っ!

タイトル:明るい家族砲計画っ!(小説:ファミ通文庫)
作者  :あらきしん:新木伸
絵師  :さそりがため
デザイン:?
編集  :?

空気のように当たり前の存在だった幼なじみをふとしたきっかけで強烈に意識してしまった!
未来から送り込まれた「娘」のせいで幼なじみを異性として認識したことからはじまるラブコメ。
わりとおもしろかったです。オチがちょっと苦しかったけど。

08/07/02 - の記事

リミテッド・ヴァンパイア (1)髪喰鬼と吸血鬼

タイトル:リミテッド・ヴァンパイア (1)髪喰鬼と吸血鬼(小説:スニーカー文庫)
作者  :にきたけし:仁木健
絵師  :中島鯛
デザイン:?
編集  :?

ゴスロリ好きなのでイラストでいつも簡単に釣られて買いました。
そして、どうも文章のテンポが合わずにちっとも読み進まない、主人公のエロさはなんか邪魔だようがあああああ、とか思ってました。
そして読み終わった時にひとつ考え違いをしていたことに気がつきました。要は発想の転換です。

吸血鬼(の変種)の下僕『横島忠夫』が主人公の退魔アクション。
煩悩パワーですべてを解決。いやほんとに要約するとそういう話なんですって!

08/07/01 - の記事

イコノクラスト!9

タイトル:イコノクラスト!9(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

(簡易更新モード中)
個人的には最近の榊一郎作品の中で、もっとも推したい……というか作者の人が一番やりたいようにできているシリーズなのでは。
主人公が巨大ロボに乗って戦う中、足元にいる住民を巻き添えで踏み潰してしまったり、なにげにエロエロだったり、死体切り刻んだり、あまり内容にリミッターがかかっていないようでその分本気度が伝わってきます。

えむえむっ!5

タイトル:えむえむっ!5(小説:MF文庫J)
作者  :まつのあきなり:松野秋鳴
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

(簡易更新モード中……)
いつも通りの変態テイスト全開。読んで感動を味わおうとかそういう目的を持つ人にはぜんぜんこれっっぽちもおすすめしませんが、(いやだって主人公がどMで、周りを固めるメンバーはどS、男性恐怖症、女装癖、発明狂、マッサージ狂……とかまともな人間が誰もいない設定時点で、ねえ?)一時の快楽を味わうには最強。
特に、第三話はド○ゴンボールか! ド○ゴンボールなんだな!?
他にもさりげなーく本文中にパロディネタが入り込んでいて、腹筋に優しくないシリーズです。

ああっと、それから巻末のコミック化お祝いイラストがなにげに豪華ですよ? お見逃しなく。

08/06/30 - の記事

疾走れ、撃て!

タイトル:疾走れ、撃て!(小説:MF文庫J)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :refeia
デザイン:?
編集  :?

すいません、おもしろかったんですが何分今時間がなくて読んでも紹介文を書いてる余裕が……(汗
走り書きで申し訳ないです。
魔物が出没し、日本存亡の危機をかけて戦う国家総動員態勢で、学徒動員が行われている日本が舞台。
中学卒業と同時に、「学兵」となるべく訓練を受け、やっと訓練期間を終えたと思った理宇を待っていたのは予想外の指令だった……

訓練で軍組織に放り込まれ、しごきぬかれるという下積み期間や、士官の事務仕事といった裏方稼業を丁寧に描写しているところに好感が持てました。
もちろんそういう地味な部分ばかりでなく、初の出撃とか数式戦車と呼ばれる魔法をぶっ放すための特別な戦車とかとか見どころはいろいろです。
おすすめ! ああっ、もっと丁寧に紹介したいのに……ごめんなさいごめんなさい。

08/06/28 - の記事

薔薇色にチェリースカ 3

タイトル:薔薇色にチェリースカ 3(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :ネツマイカ
デザイン:?
編集  :?

様々な事情から、専制的な学園理事長の下僕となって学園を仕切る優生会と対立し、危ない橋を渡って闘争を繰り広げる少年・綺羅崎ヒロ。
トラブルを起こして終われるうちに、蛇の化身たるチェリースカと運命の出会いを果たし、チェリースカはヒロを宿主として取り憑くことに……。

1巻がちょっとまだエンジンがかかりきってない印象が強く、1巻で切ってしまった人も多いんじゃないかと思いますが……
3巻に至ってエンジンに完全に火が入りました!! これは学園闘争ものとして大いにおすすめ。
ラブコメ成分も増量されてます!

2008年7月 の新刊情報 HJ文庫

今月は新人の受賞作祭り! 読むしか!

スクランブル・ウィザード[第2回ノベルジャパン大賞<大賞>] すえばしけん
彼女は眼鏡HOLIC[第2回ノベルジャパン大賞<優秀賞>] 上栖綴人
ミスティック・ミュージアム[第2回ノベルジャパン大賞<佳作>] 藤春都
アニスと不機嫌な魔法使い[第1回ノベルジャパン大賞<奨励賞>] 花房牧生
たま◇なま ~こわいものはありますか?~ 冬樹忍

2008年6月 の新刊情報 ファミ通文庫

新木伸が久々に新作を出しますね。2年ぶりくらい?

明るい家族砲計画っ! 新木伸
世界の危機はめくるめく! 佐藤了
オオカミは懐かない!?3 黒川実 原案:高崎とおる
戦嬢の交響曲5 築地俊彦
モンスターハンター 魂を継ぐ者5 氷上慧一
ナイトウィザード アンソロジーノベル 魔法使いと、休日の過ごし方 菊池たけし、F.E.A.R.、設楽英一、吉村清子、藤咲あゆな

2008年7月 の新刊情報 コバルト文庫

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー以外にも開拓したいところですが……
もはや読む方のキャパが破綻しかかっていてどうにもなりませんorz

炎の蜃気楼邂逅編 真皓き残響 氷雪問答 桑原水菜
天を支える者 緑蘿の檻に囚われ 前田珠子
ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 窓の向こうは夏の色 青木祐子
少年舞妓・千代菊がゆく! 恋する乙女と髪結師 奈波はるか
花咲く丘の小さな貴婦人 それは青いすみれの季節 谷瑞恵

クイーンズブレイド カース・オブ・デビルリング

タイトル:クイーンズブレイド カース・オブ・デビルリング(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

戦嬢の交響曲(せんじょうのシンフォニア)5 (ファミ通文庫 つ 2-2-5)

タイトル:戦嬢の交響曲(せんじょうのシンフォニア)5 (ファミ通文庫 つ 2-2-5)(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :赤賀博隆
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/06/27 - の記事

ベン・トー 2

タイトル:ベン・トー 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

1巻も2巻もやることは一貫して、半額弁当の争奪戦、ひたすらそれだけです。
これがもう熱い! 無駄なくらいに熱い! ぶっちゃけアクションシーンはそこらの半端なバトルものを遙かに凌駕しています。

イロモノと敬遠せず、ともかく読むしか!

2008年7月 の新刊情報 スニーカー文庫

時載りリンネ!の新刊出ますよー。

ストライク・ウィッチーズ 参ノ巻 スオムスいらん子中隊はじける ヤマグチノボル 原作:島田フミカネ、Projekt Kagonish
ブラスレイター ジャッジメント 百瀬千代 原作:GONZO、ニトロプラス
マクロスFrontier Vol.1 クロース・エンカウンター 小太刀右京
リミテッド・ヴァンパイア 髪喰鬼と吸血鬼 仁木健
レンズと悪魔 VIII 魔神変光 六塚光
時載りリンネ! (3) ささやきのクローゼット 清野静

2008年7月 の新刊情報 角川ビーンズ文庫

楽しみにしてる身代わり伯爵シリーズ新刊が出た~。男装して身代わり伯爵を右往左往しながら務める楽しい話ですええ。

アラバーナの海賊たち 結婚式は津波のごとく 伊藤たつき
宮廷神官物語 渇きの王都は雨を待つ 榎田ユウリ
紅玉の契約 姫君の無謀な婚約 西本紘奈
身代わり伯爵の脱走 清家未森
勾玉花伝 巫女姫様とさくらの契約 めぐみ和季
眞マ国より愛をこめて 喬林知

レンズと悪魔 VIII 魔神変光

タイトル:レンズと悪魔 VIII 魔神変光(小説:スニーカー文庫)
作者  :むつづかあきら:六塚光
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/06/26 - の記事

小学星のプリンセス

タイトル:小学星のプリンセス(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :もちづきのぞむ:餅月望
絵師  :bb
デザイン:?
編集  :?

高校生の貢は、小学生の時の大切な友達ルリスと5年ぶりに再会する。
しかし、ルリスは12歳当時の記憶そのままの外見。これはいったい?
実は、ルリスは中身は17歳でも、外見は12歳のまま成長しないという小学星の第三王女だったのだ!!
しかも、12歳の時別れ際に貢はプロポーズをしたことになっていて……

すいません、これなんてエ●ゲ?……と思っていたんですが。
いやー、これが一見ただのエロコメかと思いきや、実はけっこうしっかりしてますよ? おすすめ。

08/06/25 - の記事

鋼殻のレギオスVIIII ブルー・マズルカ

タイトル:鋼殻のレギオスVIIII ブルー・マズルカ(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

すいません、今回はシリーズの紹介はサボります。
あと理性的な感想も放棄します。
ついでに多少は配慮しますがネタバレっぽいので、未読の方は回避を。

黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者

タイトル:黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :くのくれや:玖野暮弥
絵師  :うえだきく:上田キク
デザイン:?
編集  :?

異界のものに育てられ、人でありながらも人間になじむことが出来ず、人の寄りつかない森に住み<黒き森の魔女>と呼ばれ怖れられる少女・シェルーナ。
方や高名な魔術師の家系の令嬢にして、高飛車が服を着て歩いているような少女・マリー。
この全く境遇の違う二人の少女がいかにして親交を結ぶことになったのか?という物語。……伝奇じゃないのかって?
いや、魔法アクションなんだけれどテーマ的にはむしろそっちの方が重要じゃないかと思われます。

2008年6月 の新刊情報 C★NOVELS ファンタジア

ドラゴンキラーシリーズの作者の人の新シリーズ「誰かのリビングデッド」出ました!
これは買わねば!

誰かのリビングデッド1 不浄 海原育人
故郷に降る雨の声 (上) バンダル・アード=ケナード 駒崎優
〈本の姫〉は謳う3 多崎礼

誰かのリビングデッド 1

タイトル:誰かのリビングデッド 1(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

〈本の姫〉は謳う 3

タイトル:〈本の姫〉は謳う 3(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :たざきれい:多崎礼
絵師  :山本ヤマト
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/06/24 - の記事

吉永さん家のガーゴイル14

タイトル:吉永さん家のガーゴイル14(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

まず最初に読むのが遅くなってすいません(汗。
もしかして途中までこのシリーズを読んでいて、「ぬるま湯の日常にはもう飽きた」という感じでなんとなく続きを読んでいない人はいますか?
でしたら、途中の巻はこの際すっとばしてでもいいから、この14巻は読みましょう。怒濤の展開が待ってます。

吉永家に居候中の最強の自律石像型門番ガーゴイルと、吉永家、そして町内の個性的な面々の日常を描いたコメディ。
下町人情コメディといってもそうは外してないかと。
基本的に真の悪人はいないという形で物語が動いているので、(時にはやり直せない切ない展開もあるけれど)心地よいぬるま湯感覚が持ち味……だったのですが。
ついに終幕に向けて、最後のカードを切ったようです。泣いても笑ってもあと一冊!