名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/04/17 - の記事

ライトノベルにもカバーを外した時の遊びは存在するか?

漫画にはよく表紙にかかっているカバーを外すと、おまけ漫画やイラストなどが載っています。買ってくるととりあえずはカバーを外してチェックからはじめる方も少なくないようです。
しかし、ライトノベルの場合はどうでしょう。試しに電撃文庫のカバーを外してもらうとわかりますが、そういう遊びは存在しません。
これは文章の書き手と絵師が別々といったライトノベル特有の事情も関係しているとは思いますが、とにかくそういう遊びがないので(例えば電車で読むためにカバーを外すとかでもしないと)まずカバーは外すという行為をしません。

が、ライトノベルにもごくまれにカバーを外した際のお遊びが存在するようです。
例えばGA文庫の神曲奏界ポリフォニカシリーズのホワイト、通称ポリ白シリーズにはちょっとしたおまけイラストが存在します。
といっても私もこの作品と、ギャラクシーエンジェルのノベライズにそういう遊びがあるらしい、程度しか知らないのですが……。
そこで、もしライトノベルの中で、そういうカバーを外したお遊びをご存じの方がいらっしゃったらぜひご一報ください。
個人的に興味がありますので。

本日の名台詞

「ブランカ、……人間は、蘇らないんだ。
人間は、おまえたち聖獣のように生まれ変わったりしない。死んだら、もう二度と会えない」
「生まれ、かわらない……?」
「じゃあ、もう逢えないんか。あいつらは、もう……」
「残念だが、人間はそういう生き物だ。死んでしまったら、声もきけない。話せない。ただ、愛だけが種のように残るという」


タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト 神曲奏界ポリフォニカ ホワイト シリーズ3(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :きなこひろ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :スノウ&ブランカ (303 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明は省略~。

それでは台詞解説です。
ブランカはどうも転生が当たり前だという認識をしておたらしく、人はそうではないと今初めて知って大ダメージを受けてるところですね。最後の表現が気に入ったので紹介してみました。

神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト 神曲奏界ポリフォニカ ホワイト シリーズ3

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト 神曲奏界ポリフォニカ ホワイト シリーズ3(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :きなこひろ
デザイン:?
編集  :?

ポリ白シリーズの最新刊。かなり盛り上がってきました!
なんといってもいろいろと今まで謎だった部分がいくつか明かされます。あの人とかあの人がいよいよ登場!みたいな。

秋津島 斎なる神のしもべ

タイトル:秋津島 斎なる神のしもべ(小説:GA文庫)
作者  :たかのゆうき:鷹野祐希
絵師  :みなかみかおり:水上カオリ
デザイン:?
編集  :?

物語はこの巻で終わらず続く展開になってますのでご注意を。
いままで「ぼくのご主人様!?」しか読んだことなかったんですが、作者の人は元々伝奇系の作品を書いていたんだそうで……全然知りませんでした(汗
古事記に出てくる由緒正しい神様たちを題材にした和風伝奇です。それまで全くそういう世界とは無縁に暮らしていたのに、神が憑依する条件を満たしてしまったがためにその依代となってしまった少女の苦悩を描きます。
実在する武術の概念みたいですが、守護神の概念が興味深かったですね。
なおもっぱらシリアス調というか、割とダークよりの展開なのでコメディ分がないと生きていけない方には厳しいかも。