名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/06/12 - の記事

本日の名台詞

「何だその格好は?」
「黒猫よ」
「……いいのか、それで」
「ええ」
「意外だな」
「どうして? 黒なのよ?」
「……そうか。よかったな」


タイトル:付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :来栖刻也&舞野咲 (171 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

不思議な能力を持った骨董「アンティーク」を巡る物語。
切ない結末、やりきれない結末も多いんですが、その落ち込んだ分を咲さんが補ってくれています。愛らしすぎ。

さて、台詞解説。
占いの館にバイトで入ることになって、ネコ耳カチューシャと尻尾までつけさせられているのですが、彼女にとっては「黒」さえあればなんでもいいのです。
普段無口無表情の彼女が言うと、威力倍増。

SHI-NO―呪いは五つの穴にある

タイトル:SHI-NO―呪いは五つの穴にある(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

小学五年生にしてその精神性はどこまでも異質で、常人のとても理解できないような異常犯罪のトリックだけでなく、動機も見透かしてみせる。そして本人もそんな犯罪に魅入られている面がある少女・支倉志乃。そんな少女が唯一、日常の身の置き所として認めている平凡極まりない大学生「僕」と、志乃を中心としたサイコミステリ……なんですが。
今回は、そういう異常犯罪こそ出てくるものの全体的にどこかのんびりしています。
こんな穏やかな感覚は、シリーズ初かも? 志乃ちゃん成分を十二分に満喫してくださいませ。

乃木坂春香の秘密 6

タイトル:乃木坂春香の秘密 6(小説:電撃文庫)
作者  :いがらしゆうさく:五十嵐雄策
絵師  :しゃあ
デザイン:?
編集  :?

完璧超人なお嬢さまだけど、ちょっとドジなところもあって、それと密かに少しだけオタク趣味な美少女・乃木坂春香と、主人公の少年・裕人のラブコメ。
どこまでもどこまでもお約束と予定調和の物語ですが、裏返せば安心して読めるということでもあり、それにあの破壊力の大きすぎるイラストが加われば、人気が出るのもわかろうと言うものです。読みやすいのも大きいですね。
6巻では、冬コミにサークルのお手伝いとして参加、あとは初詣という流れ。
冬コミのお手伝いのくだりは、去年の夏コミでサークル初参加を果たした私としては、あの感動が蘇ってくるようで不覚にも?すごく感情移入してしまいました(笑)