名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/06/03 - の記事

戯れ言:ガガガ文庫はどこへ逝……もとい、どこへ行く?

ガガガ文庫創刊の印象については、既に各地のブログでも取り上げられていますが、一読者として気になる点をいくつか挙げてみます。
なぜ今回に限って拘るかというと、体力のある大手出版社のやり口に見えない斜め上っぷりだから。

●対象年齢って?
一見人気漫画のノベライズは中高生狙いに思えますが、「ハヤテのごとく」や「ぼくらの」の読者はどう考えても年齢層が高いのが明らか。

2007年5月の傑作ライトノベルピックアップ

2007年5月発売のライトノベルの中から、個人的に特におもしろかったものをピックアップして紹介。
単発作品優先。特に人気シリーズについてはよほどすごい!と思ったとき以外は対象から除外します。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。


楽園バイオリン

本日の名台詞

「なめんじゃねえっ! あたしはっ、これしか知らねーんだ! 生まれてから一度もっ、七歳で機械にされたときから、これ以外っ、なんっにも威張れるもんがねーんだ! あんたが戦争の鬼だろうが何だろうが、生まれたときから自由に両手を開けたやつに、このあたしがっ、これで負けるわけねーだろっ!」
「この国は、良い犬を飼っている……。”黒い犬”――生まれついての闘犬だ」
「撃ちやがれ。そんであたしの命が潰せなきゃ、あたしがあんたの手足を潰してやる」


タイトル:オイレンシュピーゲル 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :白亜右月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :涼月 (224 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

一度は完膚無きまでにのされた相手に、人が違ったような戦闘力で反撃開始。あたしはっ、これ
深刻な体の障害を機械化することで克服した涼月。自らの存在意義は戦うことで実証しなければならない彼女の意地のかかった拳。銃ではないところがポイント。