名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/09/12 - の記事

カレイドスコープのむこうがわ 2

タイトル:カレイドスコープのむこうがわ 2(小説:電撃文庫)
作者  :みきゆうえい:三木遊泳
絵師  :ぷよ
デザイン:?
編集  :?

「義理じゃないけど、チョコいる?」との伝説の?名台詞を生み出した前作の続編。
相変わらず、お祓いパートと彼女未満の関係の井上さんの日常が分離して存在、と思いきや。
これでおしまい、完結とのことです。
ダラダラ続かず、綺麗な幕引きはなかなか難しいのですがこの作品に関しては鮮やかな幕引きだったんじゃないでしょうか。

07/09/11 - の記事

お・り・が・みファンなら、この画集は何が何でも手にれろ!!

なんでもありなどでかいスケールの暴走ストーリー、お・り・が・み。
既に完結してますが、実は絵師の2C=がろあ~さんが夏コミでお・り・が・みのフルカラー画集を頒布されていたことはご存じでしょうか?
そのフルカラー画集がついに、とらのあなで委託開始です! もちろん通販も可能。
この画集、半端な出来ではありません。
小説の挿絵ではモノクロだったものまですべてフルカラーになっているのです。
いいですか? もう一度言いますよ?
モノクロの挿絵まですべてフルカラー化!! しかも壁紙CD-ROMまでついてます。全134P。
買うしかないでしょ!

ちなみに私は夏コミで速攻入手してたので、慌てて買いに走らずとも大丈夫なのでした。

本日の名台詞

「……こんなクズでも命懸けで守らなきゃいけないんだ」
「……お前は守ってるだろ? 今までも、これからもな。
いつだってだ。だから俺がお前に言う事は一つだ。良くやった」
「……オッサンに褒められても、嬉しくないよ」


タイトル:ペイン・キャプチャー(小説:電撃文庫)
作者  :わたなべこま:渡部狛
絵師  :よし☆ヲ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :鉄・クロフォード&鼎時生 (51 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

能力者と痛みを共有するという特殊な能力を持った少年が、警官として能力者による犯罪と対峙する物語。
能力の関係で、主人公が文字通り身体を張ってます。おすすめ。

それでは台詞解説。
犯人逮捕で一件落着後のやりとり。感情としてはどんなに腹の立つ犯罪者であっても簡単に殺すことは許されない、そういう強い決意を持った鉄はかっこいいですね。

ペイン・キャプチャー

タイトル:ペイン・キャプチャー(小説:電撃文庫)
作者  :わたなべこま:渡部狛
絵師  :よし☆ヲ
デザイン:?
編集  :?

めずらしく主人公が主人公らしい話。
「能力者と痛みを共有する」という特殊な能力を持った少年・鉄が、捜査六課の警官として能力者による犯罪を追っていきます。
思ったよりかなり読ませてくれました。
この手の話だと、たいてい主人公は流されるままとか強すぎるヒロインのおまけ扱いになってしまうところ、この作品ではしっかり身体を張って活躍してます。

扉の外 3

タイトル:扉の外 3(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

一言で表現するならゲーム小説。
閉鎖空間の中で、生命こそ保証されているものの「人間らしい生活」については戦わないと勝ち取れない、そんな状況に追い込まれた高校生達のゲームという手段を通しての争いを描きます。
相変わらず極限状態での集団心理はよく書けてますね。

07/09/10 - の記事

本日の名台詞

「荷物持ちをさせてやろうと思ってな」
「脳味噌腐ってんのか? 機関砲を片手で持ち上げる変態に、荷物持ちが要る道理がどこにあるってんだ。三歳児からやり直せ。やり直す準備が出来たら覚えてくるのが1個でいい。そいつが何か分かるか? 決まってる。常識だよ、常識」
「気にすると禿げるぞ。相棒がつるつるなど、私は嫌だ。だからお前は私の荷物持ちをするのだ、ココ。つるつるにならないために」


タイトル:ドラゴンキラーいっぱいあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リリィ&ココ (54 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

詳細は書影をクリックで。
とにかくおすすめ。おすすめったらおすすめ。ドラゴンをも越えるドラゴンキラーが出てくる話なんて超インフレで強大な破壊力を持つ世界規模の話になりそうなところを、あえて一つの街の中の物語にしているそこら辺のさじ加減が絶妙です。

それでは台詞解説。
一応はドラゴンキラーであるリリィの操縦役のはずが、もはや完全に手玉に取られてます。哀れ。

C3−シーキューブ−

タイトル:C3−シーキューブ−(小説:電撃文庫)
作者  :みなせはづき:水瀬葉月
絵師  :さそりがため
デザイン:?
編集  :?

「僕と魔女式アポカリプス」の作者の人の新作。
人の呪う感情を受けすぎた結果、人間形態を取るまでに至った呪われた道具が、呪いを払おうとする伝奇もの。
なんですが、まあ結局のところはちょっとばかりエロくてエグくて壊れ気味で油断してると鬱が入るいつもの展開です。
なにせ作者の人が作者の人なので、気に入ったキャラクターがいつふとしたはずみで途中退場するかと思うと妙な緊張感が……(笑)

07/09/09 - の記事

どんな検索ワードでググって来たか?  一度やってみたかった(笑)

たまにはやってみましょう、このサイトにどんな検索ワードで訪れたのか?
Google Analyticsを利用しているため、googleによる検索のみが対象です。
集計期間は8/8~9/7の1ヶ月間です。
このところ書評サイトのアクセスに関わる話があったので(雲上四季とか)ちょっと参考になるかもと思ってだらだら連ねてみますねー。整形が適当なんで見にくいです。ごめんして。

07/09/08 - の記事

本日の名台詞

「ところであんたたちが今日買った本だけどさ、好きな人に見せられる?」
(『母親を喰った人形』『死体愛好症の男』『闇の殺戮』)
(『人類皆殺し』『オルガスマシン』『セックス・スフィア』)
(無理無理無理無理)


タイトル:今日の早川さん(小説:早川書房)
作者  :coco
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :岩波さん&帆掛さん&早川さん (47 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

もともとcoco's bloblogで連載されていたものに大幅な加筆や修正のうえ出版された4コマ漫画。
いろんなジャンルの本好き(SF、ホラー、ライトノベル、純文学)の日常を描いたものですが……
本好きには「あるある感」が強烈です(笑)
あまりにも心当たりがありすぎていやはや。別にSF好きでなくても大丈夫なんでぜひとも読んでみてください。

今日の早川さん

タイトル:今日の早川さん(小説:早川書房)
作者  :coco
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

同じ本好きでも全然ジャンルの違う本好きたちが、日常で仲良くいがみ合う話(あれ?
SF者の早川さんを筆頭として、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ライトノベルファンの富士見さん、レア本好きの国生さんとか互いに違うジャンルを愛しているわけですが、そういう者同士が向き合うと絶対に和気あいあいにはならない、というのを実感できます(笑)
SFネタを理解していたほうがもちろんより楽しめるのは間違いないですが、わからなくても本好きならニヤニヤ出来る展開がいっぱいなのがいいですね。おすすめ。
なお、もともとブログで連載していたものなので作者さまのサイトのこの辺を見ればどんな話なのか大体分かると思います。

グロリアスドーン 4

タイトル:グロリアスドーン 4(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

ドリルのついた意思ある宇宙船と地球人のコンタクトものSF。
今回は閑話休題という感じで、泳ぎに行くので水着が見られると言うこと以外特筆すべき点はないです(言い切った!)。
相変わらずティセのへんてこなしゃべり方がツボですね。
というかそれを一番の楽しみに読んでますええ。

タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日

タイトル:タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

先月後半から今月にかけて割といいペースで消化してるなあ、うんうん。

すっかり定番化した裁判もの。
今回の短編では……といっても、肩肘張らないコメディ色が強い話ばかりですが……民事裁判の話が出てきます。
家賃を払ってくれないから立ち退け!とかいうアレですね。
某「行列の出来る法律相談所」ではないですが、非常に親しみやすく法律にとけこめるのがこの作品のいいところ。
ネトゲ内のPKについての
刑事事件無敗を誇る山鹿が、なぜ民事に手を出さず刑事専門になったのか、その辺の経緯が例によっておもしろおかしく綴られます。

07/09/07 - の記事

クイーンズブレイド  リターン・オブ・アマラ

タイトル:クイーンズブレイド  リターン・オブ・アマラ(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

袋とじの巻頭挿絵がっ!!
HJ文庫はじまったな!
というわけで直接なエッチなどないにもかかわらず実にエロいクイーンズブレイド2巻です。
だんだんHJ文庫もさじ加減を覚えつつある、のかな? 個人的には大いにありだと思います。

2007年9月 の新刊情報 電撃文庫

いやー、嘘つきみーくんに続きが出るとは……。あ、扉の外の3巻来ました。

いぬかみっ!EX わん! 有沢まみず
悪魔のミカタ666 (3) スコルピオン・デスロック 〈上〉 うえお久光
扉の外 III 土橋真二郎
タロットの御主人様。 (2) 七飯宏隆
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 入間人間
レジンキャストミルク8 藤原祐
世界平和は一家団欒のあとに (3) 父、帰る 橋本和也

2007年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

こ、今月は1冊だけ。寂しい……

僕たちのパラドクス2 ―Acacia1429― 厚木隼

悪魔のミカタ666 3

タイトル:悪魔のミカタ666 3(小説:電撃文庫)
作者  :うえおひさみつ:うえお久光
絵師  :藤田香
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

シリアスレイジ 7

タイトル:シリアスレイジ 7(小説:電撃文庫)
作者  :しらかわとしゆき:白川敏行
絵師  :やすゆき
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/09/06 - の記事

本日の名台詞

「この我が――人間相手に退がるだと……!
いや……ありえん! よもや貴様、人の姿を装った神の眷属か!?」
「――妹が触手――
それを正すためになら、神も悪魔も越えてみせます」


タイトル:DOORS 1 まぜこぜ修繕屋(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざかはじめ:神坂一
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :− (0 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ある日美弥が目を覚ますと、世界の有様がおかしなことになっていた!?
妹は5本尻尾のリスに、車にはタイヤの代わりに足が生え、誰一人それを疑問に思わない。
どうやらたくさんある平行世界と入り交じってしまったらしく、一人でその世界を直して回っている男を手伝って、美弥はあちこちの平行世界を奔走します。

いやーほんと、いろんな平行世界の様子が実に特徴的で笑えます。

螺旋のプリンセス 1

タイトル:螺旋のプリンセス 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいのみゆき:椎野美由貴
絵師  :瀬田ヒナコ
デザイン:?
編集  :?

学校で目立たないように過ごしている少年が、実は男装した少女でさらには死んだことになっていた異世界の王位継承権を持つお姫様だった、という伝奇バトルもの。
いわゆるカッコイイ系というよりはかわいい男装で、1巻時点ではほとんど状況に振り回されて終わるので女だてらにがんばる!という系統ではないです。
主役はほとんど騎士の直哉。

グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う

タイトル:グロリアスドーン3 少女は宵闇に彷徨う(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

異星人にして、その本体はドリルがついた巨大な宇宙船であるbioクラフトと地球人のコンタクトものSF。
とりあえずドリル好きな方には喜ばしいシリーズです。
感情表現がわからず行動や会話がいちいちどこかずれているティセとのやりとりが妙に楽しいかも。
庄司作品では定番というか、例によって全く先は見えない作りなのでまだ3巻の段階でいうべきことではないかもしれませんが……
ちゃんと終わるのか? 心配なのはそこですね(苦笑)
3巻は孤高の?女子高生である桜子の話。
さて、すでに4巻が出ているのですがこれでやっと迎撃準備が整いました……

リベンジ×リベンジ

タイトル:リベンジ×リベンジ(小説:HJ文庫)
作者  :くじらはるひさ:鯨晴久
絵師  :山中虎鉄
デザイン:?
編集  :?

復讐もの。
いやそうとしか説明の仕様が……。

迷界のアマリリス

タイトル:迷界のアマリリス(小説:HJ文庫)
作者  :わだけんいち:和田賢一
絵師  :鈴見敦
デザイン:?
編集  :?

日中、突如人のいない歪んだ世界に放り出され、その後も度々そんな世界に。
他人の悪夢に引き込まれる話。

07/09/05 - の記事

本日の名台詞

「自分が嫌になるな。私がやったことは殺人の手助けだ。私が殺したのと変わらない」
「嫌なら」
「出てはいかないさ。ただ、この先もこういうことがあれば、いずれ私も染まっていくのかとそういう風に思ってな。喜々として力を振るうようになるのだろうか」
「ああ、無理。そりゃならねえよ」
「どうしてだ」
「出来上がった人間がそう簡単に変わるわけねえだろ。馬鹿じゃねえのか。お前は一生お前のままに決まってる」


タイトル:ドラゴンキラーいっぱいあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リリィ&ココ (96 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

このところドラゴンキラーありますの台詞を連発しています。
うちを日頃ご愛顧いただいている方にはもうおわかりのことと思いますが(笑)、ええ全くご想像のとおり。
ドラゴンキラー完全布教モードに突入しました!
もう尋常でない気に入りようです。ココとリリィの掛け合いとか、ドラゴンキラーの設定そのものとかツボに入りすぎ!

というわけで今日の台詞解説。
ココの指令で殺人が何よりも嫌いなリリィが結果的には相手を殺したように感じた事件の後の一幕。何のかんのと言ってますし、おそらく言った本人すらどこまで気がついているのかわかりませんがこういう部分があるからココは憎めないんでしょうね。まったく素直じゃないというか。

ドラゴンキラーいっぱいあります

タイトル:ドラゴンキラーいっぱいあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

この世界でおよそ最強の存在である竜すらも越える存在・ドラゴンキラー。
そのドラゴンキラーによって、人生を狂わされ存在自体を恨んでいたはずが、どこでどう間違ったのかドラゴンキラーの一人・リリィを相棒……というよりは養う羽目になってしまった元軍人・ココの奮闘記。微妙に説明が違うような気もしますが、でもだいたいは合ってますええ。
やはりこのシリーズは非常におもしろいです。断然おすすめ。

07/09/04 - の記事

本日の名台詞

胸のどこが良いというのか。
口に出したとおり、あんなものは脂肪の塊だ。胸のでかい奴は肩が凝るとも言うし、動くときにぶるぶると揺れていかにも邪魔くさい。銃の取り回しにだって不安が出そうだし、接近戦ともなれば、重い上に邪魔なことこの上ない。
男に比べて体力の劣る女が、なおそれだけの重りをぶら下げているのだ。邪魔以外の何物でもないし、胸のでかい女を見る度に、男に生まれて良かったと心底思う。
やはり、女は尻だ。尻に限る。
胸と同じく脂肪の塊ではあるものの、断然色気が違う。狭いようでその実、雄大な広がりを見せる沃野とさえ言えるし、柔らかでいて張りのある肉は、手におさめればまさに至高。胸などよりよほど揉み甲斐がある。
胸は駄目だ。馬に乗って全力で駆けて、空中に手を差し出した程度の弾力だ。あんなものを幾ら揉んだところで少しも嬉しくない。が、尻は違う。あれこそ真理。あれこそ世界の全てだ。ラダーマンの言うところの胸の良さなど、ばっちり薬のきまってしまったジャンキーの妄言と同じ程度に価値が無い。
胸などまっ平らでいい、尻さえ丸ければ俺はそれで満足だ。


タイトル:ドラゴンキラーあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ココ (23 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

台詞内容に反省はしていない。
でもごめんなさい。

DOORS 1 まぜこぜ修繕屋

タイトル:DOORS 1 まぜこぜ修繕屋(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざかはじめ:神坂一
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?

スレイヤーズ以来遠ざかっていた神坂さんですが、新作と聞いて久々手を出してみることに。
あーこれはいい! ちりばめられたギャグがけっこうツボでした。
他の様々な平行世界とごちゃまぜになって、常識がおかしくなってしまった世界を元に戻すために奔走するファンタジー。
いきなり、学校に通うすべての「妹」が5本尻尾のリスになり、車はタイヤではなく足が生えていたりしても誰も疑問を感じない。
そんな世界に、ただ一人疑問を感じることができた少女が、世界を直して回っている男と協力することに。
へんな世界の有様が実にいいです。触手とかに爆笑。

身代わり伯爵の結婚

タイトル:身代わり伯爵の結婚(小説)
作者  :せいけすえもり:清家未森
絵師  :ねぎしきょうこ
デザイン:?
編集  :?

今月じゃなくて先月の新刊です(汗。
パン屋の看板娘のミレーユが、双子の兄の「陰謀」で、身代わり伯爵として右往左往する羽目になるコメディです。
なんというかどのキャラクターも非常に濃くてキャラクターが立ちまくり。
ミレーユは性格があまりにも素直すぎるので、絶対身代わりになっても即バレだろ!とか思うんですがおもしろいからokですええ(笑)。
詳細についてはあまりつっこみませんが、とりあえず胸でバレることがないというのはお約束。
そしてミレーユの焼くパンは殺人兵器。おそろしやおそろしや。
今回は女公爵の結婚話が持ち上がって、旦那候補として身代わりをする羽目に……。

07/09/03 - の記事

2007年8月の傑作ライトノベルピックアップ

2007年8月発売のライトノベルの中から、個人的に特におもしろかったものをピックアップして紹介。(先月分はこちら
8月も夏コミの準備&参加であまり本を読めず、傑作が漏れてたらごめんなさい(汗
単発&新作優先。特に人気シリーズについてはよほどすごい!と思ったとき以外は対象から除外します。
(でも今月はシリーズ物ですごい!と思ったものが多かったなあ……)
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。
明確な順位付はしていませんが、上の方のものをよりおすすめとしています。


“文学少女”と慟哭の巡礼者

本日の名台詞

「そうまでしてか」
「何だよ」
「いや、怪我を重ねてなお、お前は軍人であることを続けたのだと、そう思ってな」
「殺すしか能がなかったからな。殺して殺して殺されかけてだ。ま、そりゃ今も変わらねえし、結局は俺が屑って話だろうな。殺すしか能がねえなんざ、最低にも程がある」


タイトル:ドラゴンキラーあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リリィ&ココ (121 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細は書影をクリック~。

台詞解説。
なんだかんだ言っても人として最低限の部分はちゃんと持ってるのがココのいいところ。

07/09/02 - の記事

本日の名台詞

「あなたは、今までどれほどの人間を殺してきた?」
「三十までは数えた。それ以上は馬鹿らしくなって数えてない」
「私は今まで十七人だ。殺した人間の顔は今でも覚えている。今でも思い出すし、夢にも見る」
「つまんねえ話だ」
「あなたもそうではないのか? 戦役のことを思い出すと言っていた」
「そいつはちょっと理由が違う。殺すのも殺されるのも腐るほど見てきたんだ。今更そんなことに拘ってねえよ」
「では」
「拘ってんのは、俺の人生が俺の選んでいないところで勝手に変えられたってことだ。レクスか。一生忘れない名前だ。学もねえ教養も知識も金も力もねえ、そんな役立たずだがな、それでも手前で選んでたんだ。望んで軍隊に入って、殺して給料を貰ってた。それが、あの馬鹿のせいで滅茶苦茶だ。あんただったら許せるか? 俺はそれが許せなくってな。だから未だに拘ってんだが、相手はドラゴンキラーだ。泣き寝入りしかねえ。それで余計に色んなものが許せなくてな、それで今に至る、だ」


タイトル:ドラゴンキラーあります(小説:C★NOVELS ファンタジア)
作者  :うなばらいくと:海原育人
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リリィ&ココ (84 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明は書影クリックで。
やー、7月発売の作品だったんですが、チェック漏れで読むのが遅れました。かなりおもしろくて、もっと早く読めばよかったと反省中。

それでは台詞解説。