名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

鋼殻のレギオス(2) サイレント・トーク

タイトル:鋼殻のレギオス(2) サイレント・トーク(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

汚染物質により旧来の文明が亡び、かわって世界から隔絶された「自律型移動都市」によって人々が文明を維持しているそんな世界の物語。まずこの世界設定が実にいいですね。
学園都市ツェルニの新入生にして、強すぎるジョーカー的存在の主人公をどう使いこなすのか注目していたんですが、なるほどそうきたか、と。
戦闘にまつわる各種設定は当然のごとくツボにハマって好きで、世界観を大事にする方には断然おすすめのシリーズなんですが、恋愛要素の方で2巻ではちょっと意表をつかれました。53頁のイラストにすべてが?凝縮されています。

単純なベタ甘のラブコメ展開というより、友達としての絆を大事にする感覚で今のところ話が動いているようですが、かえって想像の余地があってこれは楽しいです。くっつけ放題です。さあ、遠くの幼馴染みよりも近くの女性という論理で主人公のガードを突破するんだ!(断っておきますが、本編はもっとスマートな展開です。勝手に私のスイッチが入ってるだけですええ)


この作品の名台詞

「何度でも言うぞ。わたしは仲間であり部下であるお前を死なせるつもりはない。そのためならなんでもやるぞ」
「わかりました。その命、僕が預かります」
「馬鹿を言うな。
わたしは隊長だぞ。お前たちの命はわたしが預かるんだ」

→解説


「わたしたちの力がなんのためにある? なんのためにこの力はわたしたちに宿ったのだ!? この時のためではないのか? くだらない人間同士の争いなんかではなく、生きるというただそれだけのために授けられたのではないのか? だというのに、それから逃げることが許されるとでもいうのか? ふざけるな!」

→解説


シリーズ一覧

鋼殻のレギオス
鋼殻のレギオス(3) センチメンタル・ヴォイス
鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール
エモーショナル・ハウル―鋼殻のレギオス5
鋼殻のレギオス6 レッド・ノクターン
リグザリオ洗礼 レジェンドオブレギオス
鋼殻のレギオス 7 ホワイト・オペラ
鋼殻のレギオス 1
ミキシングノート 鋼殻のレギオス8
鋼殻のレギオスVIIII ブルー・マズルカ
鋼殻のレギオスX コンプレックス・デイズ
レギオス顕現 レジェンド・オブ・レギオスIII
鋼殻のレギオス11 インパクト・ガールズ
オール・オブ・レギオスI 鋼殻のレギオスワールドガイド
鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク
鋼殻のレギオス2 (角川コミックス ドラゴンJr. 122-2)
鋼殻のレギオス13 グレー・コンチェルト
オール・オブ・レギオスII 鋼殻のレギオス ワールドガイド
鋼殻のレギオス14 スカーレット・オラトリオ
鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム
レジェンド・オブ・レギオスIII レギオス顕現
鋼殻のレギオス16 スプリング・バースト
鋼殻のレギオス17 サマー・ナイト・レイヴ
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート

作品一覧


トラックバック

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from いつも感想中 on 水曜, 2007/02/28 - 02:06

鋼殻のレギオス(2) サイレント・トーク 作者: 雨木シュウスケ 出版社/メーカー: 富士見書房 発売日: 2006/05/20 メディア: 文庫 本当に個人的に好みの作品を引いてるなあ・・・本当にラッキ...

from F.Y.A.E./review ver. on 日曜, 2006/05/21 - 19:24

一応このサイトでもアクセス解析などは行っているのですが、ここのところヒットが多いのがこの「鋼殻のレギオス」のエントリです。検索語句でも「雨木シュウスケ」と共に上位を占め...