名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

スクランブル・ウィザード

タイトル:スクランブル・ウィザード(小説:HJ文庫)
作者  :すえばしけん
絵師  :かぼちゃ
デザイン:?
編集  :?

第2回ノベルジャパン大賞<大賞>受賞作。
HJスクランブル・ウィザード

先日は時間が無くて紹介できなかったので、改めて。
亡くなった姉の背中を追いかけて、魔法戦闘を専門とする特殊部隊に所属する魔法士となった十郎。
とある事件での懲罰人事により片田舎の法士養成校に教官として赴任することになるが……。
魔法アクション。舞台は学園。教師と教え子のラブ!
ひねくれ者の新任教官と、ちょっと気弱だけど強い芯を持った少女が出会う物語です。
非常におもしろかったです! 大賞受賞は伊達じゃないですね!

応援の意味も込め、赤枠おすすめとさせていただきました。

ツンデレな性格の十郎と、気弱な少女の組み合わせがもうすばらしい!
十郎は少女に遠慮無く厳しい意見を投げかけ、第一印象は最悪だったのが、実は十郎の心底は表面上の態度とは違って意外と優しいのでは?と、徐々に十郎に対する印象が変わっていく過程が丁寧に描写されてます。
魔法アクションについては説明省略しますが、十郎が天才型と対極型の魔法士であるおもしろさや、脇キャラもなかなかいい味出してました。
うーん、やっぱり教師と教え子の関係って燃えますよね!>なにがだ


この作品の名台詞

「――どうだ? 自分の責任を果たすのに、作り笑顔や良い子ぶった丁寧口調なんかいらなかっただろ」
「もともと必要ねえんだ、そんなものは。つまらんこと気に病んで上っ面取り繕うより先に、お前は自分を誇ることを覚えろ」

→解説


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from monumenta librorum on 火曜, 2008/07/22 - 00:45

ノベルジャパン大賞の大賞受賞作。魔法を使える魔法士の青年が、魔法士育成校へ教官として派遣され、そこにテロリストが襲撃してきてという話。ストーリーの構成も上手いが、細かい...