名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

スクランブル・ウィザード7

タイトル:スクランブル・ウィザード7(小説:HJ文庫)
作者  :すえばしけん
絵師  :かぼちゃ
デザイン:?
編集  :?

大団円!
いいお話でした、そして月子は本当にいい子だったよ!

ストーリーそのものも安定しておもしろかったですが、ヒロインである月子が成長しつつもちゃんと根っこでは普通の少女の部分を残していて、「ああ、いいなあ」と。

前巻では敵サイドにやりたい放題され、かなりフラストレーションがたまっていたんですが、ここに来てたまりにたまった鬱憤がついに解放されます!
十郎さすが! 月子もいいぞ! 個人的には登場キャラの中では一番ただの一般人と言える月子の友達が地味に光っていたと思います。こういう子たちに支えられてこそ月子ががんばれるんだよなあ……。
ラストは……もちろんみなさま各自で。
感動しました。月並みだけどそういう言葉が最もふさわしい。
月子、幸せになるんだぞおおおおおお!


この作品の名台詞

「いい? 月子。あんたはあたしの友だちだ。だから権利を持っている」
「け、権利?」
「そう。友だちだから、いつ、いかなるとき、何時何分何秒であっても、あんたはあたしに相談していい。愚痴っていい。弱音を吐いていい。助けを求めていい。甘えてもいい、泣いてもいいし、みっともないところを見せてもいい。――そういう権利だよ」

→解説


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