名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ウェスタディアの双星 (3)

タイトル:ウェスタディアの双星 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

国の存亡の危機に、無名あるいは素行が悪すぎて乾されていた二人の若者が立ち上がり、英雄と呼ばれる存在になっていく……。

キャラクターに重点を置いたSF。小国を救う二人の英雄+周りを取り巻く多彩な味方と敵の行動に一貫してスポットが当たっていて、お堅いSF設定とかは(おそらく意識的に排除されている?)ほとんど出てきませんのでSFと聞いただけでアレルギーが出そうな人にも楽しんでもらえるはず。おすすめ!

銀河英雄伝説が好きな人とかぜひ。

最初に言ったように、SF的には国を守り、宇宙艦隊戦で敵を打ち破るという点ぐらいなので、SFは設定命!という方には物足りないかもしれませんが、そうでなければ楽しめるはず。
特に2巻から登場した、双星の片割れたるアルファーニに夢中の「お嬢」は、すごくいいキャラで一見の価値あり。

3巻でもまた一人、ルチーナというこれまた気になる女性キャラが登場しましたが、これもまたいい味出してます。
もちろん男性キャラも魅力的です。
しばらくは読み続けたいシリーズですね。


この作品の名台詞

「その紋章が見えなかったら、アルさまとローゼが深い関係にあることを周囲に知ってもらえないじゃないですか!」
「深い関係って、僕らはまだそんな……陛下の御前で誤解を招くような発言は……」
「真の愛は誤解から生まれるものなのです!」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3010